堀部安嗣先生×松隈洋先生の対談
みなさん こんにちは。
山田です。
先日、
建築家 堀部安嗣先生
×
建築史家 松隈洋先生
の対談を拝聴しました!
↓こちらがイベントのフライヤーです。
堀部先生の作品の図面は
日頃から大変参考にさせていただいているので、
ぜひお話を聞きたいと思い
参加させていただきました。
堀部先生の新刊
「住まいの基本を考える」
の中に、こんな一節があります。
ー
設計とは、いままで見たことも感じたこともないものをつくり出す行為ではなくて、
すでに見て感じたことを、体感の記憶を頼りにいまに再現する行為である。
ー
これがまさに、今回の対談のテーマである
「懐かしい未来に向けて」。
私たちは、ともすれば新しい製品や技術などに目を奪われ
それが正しいと思い込んで走って行ってしまいがちですが、
先人たちが積み重ねてきた叡智に
敬意を表しつつ、
自らのこれまでの体感を再現する方法を模索しなければならない。
という趣旨です。
しかも、作るものが住宅であれば、
それは
「出かけるところ」
ではなく
「帰ってくるところ」。
しかも、何年も、何世代も、
健やかな時も、病める時も
無理なく等身大の私たちを包容してくれるような存在で
かつ 美しい デザインでなければならない。
と仰っていました。
言葉で聞くと、「たしかにそれは住宅建築の基本だなぁ」と思うのですが、
その基本が
当たり前に押さえられるようにすることの難しさと、
責任を改めて感じました。
松隈先生の、建築史(人類史?)からの視点のお話とも相まって、
説得力を持ったお言葉に襟を正される感がありました…。
会場には、
堀部先生の手書き図面もこんな感じで展示されていました↓
先生たちのお話を聞いて、
改めて、京都という稀有な街で建築できるのは幸せだなと思いました!
これからもこつこつと精進していきます。
プリヤデザイン
山田





