最近は、幼い子供だけでなく、中学生でもつれ去られて監禁や、最悪の場合は、殺害されると言う事件が多発しております。

このため、親は警笛や警報機だけでなく、GPS機能の付いた携帯を持たせるなどの対策を講じたり、警察や教育委員会でも、不審者に関する情報を提供するなどして防止に努めています。

こうした犯罪を未然に防止するには、親が個別に対処したり情報を提供したりするだけでは、どうしても、限界があります。

子供は地域の宝として、地域ぐるみで取り組むことが大切なことでしょう。

見知らぬ子供が、夜、一人きりで歩いていたら、誰しも気になるでしょう。もし、この子が犯罪に巻き込まれたらと考えると、何か一言声をかけてあげたいと思うでしょう。

でも、そうすんなりと行かないのが世の常。逆に、不審者に間違われて警戒されることだってありますから、ついつい躊躇してしまいます。

たとえ、子供が夜遅く1人で歩いていたとしても、塾帰りかもしれません。しかし、泣いているとか、様子がおかしい場合は、やはり声掛けは必要でしょう。

その場合、「名前は?」、「何年生?」とか「家は何処?」などと個人情報に該当する質問をして、相手に答えを求めるのは、逆に警戒されてしまいかねません。

「暗いから危ないよ」、「気を付けてね」と声がけすれば、相手は返事を必要としない上に、注意喚起もすることが出来ます。

それでも、危険と判断すれば、警察に「今、どこどこに、こういう様子の子供がいる」と通報すれば、対応してくれるでしょう。

子育ての基本は