男性に劣らず、女性の転職率も年々上昇しており、1990年は5.4%でしたが2005年には7.8%まで上昇しています。

それと同時に、同じ会社に15年以上勤続している女性は、1990年が26.2%であったのが、2004年には33.5%と、増えております。

これは、同じ会社で長く働きたいが、気に入らない会社であれば、妥協してまでも長く勤めたくはないとう気持ちの表れであり、これが、転職志向が生まれてくる所以なのでしょう。

しかし、女性の社会進出が進んだとはいえ、まだまだ女性が働くことに対する偏見が残っており、それが、転職という大きな壁を乗り越える障害となっていることも確かです。

女性が転職先の採用面接で、企業からよく聞かれる質問は、男性とはかなり違ってきます。

その代表的なものが、結婚、出産、育児に対する考え方を聞かれることです。

女性にとって、20代後半~30代前半は、社会人として成長し、様々なキャリアを蓄える大切な時期であると同時に、結婚適齢期でもあります。

結婚しても仕事を続けたいと願う女性も多くなってきてはおりますが、やはり、退職を選ぶ女性が多いのです。

会社側としては、折角、時間とお金を掛けて育ててきた人材が、出産や結婚を期に退職してしまうのは大きな損失となります。

最近では、育児休暇制度も充実しつつあり、結婚・出産は、即、退職ではなくなりつつありますが、マタハラという言葉があるように、女性にとっては大きなハンディであることに代わりません。

このため、企業は、どうしても、女性よりも男性を優先して雇用することになります。

これを乗り越えるためには、面接においては、結婚・出産しても仕事を続けたいという思いを、しっかりと伝えることが重要です。

子供さんがいる場合は、育児の関係で早退や遅刻は避けられません。

本来であれば、育児は夫婦が共同で行うのが原則ですが、どうしても、女性に育児の負担が大きく掛かってきます。

このため、夫にも協力を求めて、夫婦が協力して育児に臨める態勢を整え、それを会社側に伝えることが大切です。

また、ある程度の期間、社会人生活を送った人であれば、何がしかのキャリアは身に付くものです。

さらに、女性は、他人に対する気配りや思いやり、柔軟な発想など、男性にはない良い面を持っております。

自分が培って来たキャリアや、女性ならではメリットを積極的にPRして、しっかりと売り込むという積極性も大切です。

最近は、出産・育児に対する支援制度が整った企業も多くなりつつありますが、そのような企業でも、育児や出産制度が整っていることを理由に希望したことを強調すると、逆に、マイナスイメージを持たれかねません。

あくまでも、その会社でやりたい仕事が出来る、自分のキャリアを生かせるなど、その会社に貢献できることを強調することが大切です。

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