にんにくの魔力中世ヨーロッパではニンニクの殺菌効果は広く知られていた。伝染病は、悪魔やドラキュラと肩を並べる、心底恐ろしい人類の敵であった。だから人々はニンニクの魔力にすがったのである。ベストで死に絶え、近づく者とてない街を、ニンニクを首にかけた窃盗団が我がもの顔に荒らし回ったというエピソードもある。日本の文献に初めてニンニクが登場するのは「古事記」ということになっている。ヤマトタケルが食事中、その地の神が白龍になって来たのを、食べかけの「ひる」で目を突いて退治したというのである。