なぜ、道路が混雑しているのでしょうか。
就寝前、蒸気でアイマスクを愛用しています。
最近はメントールがお気に入りです。
ところで、うちのスタッフのおばあさんが、メンソールの事を男性用だと思い込んでいるそうで、このアイマスクをはじめ、入浴剤や飴などメンソールと書いてあるものはすべて男物だと勘違いをして、「これはダメだねぇ、男性用だねぇ」と言って使うのを避けてしまうそうです。動物園ではメンフクロウの檻の前で「ぜんぶオスだねぇ」と言っていたそうです。昭和時代の方にはメンと書いてある商品はみんな男性用と認識されてしまうこともあるようです。
先日のブログで書いたニワトリ小屋の金具を供出してしまったお家が、そのおばあさんの生家だそうです。そのお家の次男の方(おばあさんの叔父にあたる方)に召集令状が来てビルマに行かされてしまったそうです。
終戦から数ヶ月が過ぎて、無事に帰って来られたそうですが、がっくり落ち込んでおられて「ビルマでは大変だったんだよ」と語られていたそうです。ご近所の方などが、「どうしたのどうしたの」と詳しく話を聞いたところ、「沢山殺してしまった」と呟かれたそうなので、「どのくらい」と尋ねたら、「蚊を2000〜3000匹...」と言われたそうです。ビルマでは戦闘に参加することはなく、雑木林の中で兵舎の組み立てやイギリス人の捕虜の方のお世話係(そこの部隊の中で英語が話せるという理由だけで選ばれてしまったそうです)をされていたそうです。
ところが、しっかりとした発音でゆっくりとした話し方をされるブリティッシュイングリッシュのはずが、あまりの蚊の多さと戦地という緊張もありとても早口でお話をされるので最初の何日かはお互い会話にならなかったそうです。相手の方が何と言っているのかよく聞き取れず、「サー、困ったなぁ、サー、ワンモアスピーキング、サー、ティーチミー、サー、どうすればいい」と、つい叔父様の癖でさぁを連発してしまったところ、イギリス人の方には敬われていると伝わり、終戦の時までフレンドリーに接してもらえるようになり、お互い食料の調達と蚊の退治だけが日課になっていたそうです。
日本人の発想では蚊を退治する方法として、パチンと手を叩いて潰すか、焚き火で煙を出すという作戦しか無かったそうですが、イギリス人の方々の発想では、ボウフラが湧いている水溜りを埋めたり、できる範囲で揮発油を使って消毒をしたり、蚊が生まれる前に対処するという知的な方法を伝授してもらえたそうです。
終戦記念日も近いので、ビルマの竪琴の映画をもう一度観てみようと思いました。