3月3日ひな祭り
だったので、
お雛様ケーキを食べました*
明け方午前4時くらいに、
6月以降にリリースができそうな
新曲のスタジオセッションの音源が届きました。
じっくりチェック作業をしました。
とてもロック色が強いアップテンポな8ビートなので、
シャンソンのレコーディングが終わってから、
タイム感を1度リセットしなければ。
それくらい、ビートを基調とした作風なので楽しみデス。
大学で文学を教えていらっしゃる先生から、
先日メールを頂戴いたしました。
市電保存館さんで配布させていただいていたCDに収録されている曲の歌詞の事で、ご感想を頂戴いたしました。
ズーラシアの歌で、動物園を主題にした歌なのに
動物の名前が3番までひとつも出てこない作り方が印象的とのことで、
言葉の使い方の意図について、
明治の文豪、森鷗外先生がお好きなのですか?
とのご質問を頂戴いたしました。
1番の歌詞では、私目線でその動物園がどういうところで、入り口がどうなっていて、
入り口を過ぎたらどんな所か、私は何をしに来ているのか、を歌い
2番の歌詞では、そこに他に家族連れの子供達や、ひとりでのんびり遊びに来た女の子や、動物好きなカメラをぶら下げたおじいさんがいたり、
そこに人々が集まってくるということを表しました。動物の名前は1番と2番で入れてしまうと言葉の印象が名称によって強くなってしまうので、
使うのを避けました。
ここは素敵な場所なんですって伝えることが目的の歌詞になっています。
3番からは、ようやく主人公の動物達の名前を沢山使っています。
だけどその時に、居眠りとか微笑むとか水遊びとか、しばらく様子を見ていて感じた事を動詞として加えました。そうすることによって1番2番で説明していたことが強くイメージの中で楽しい場所ということがオーバーラップさせられます。
行ってみよう行ってみたいまた行きたいという気持ちになってもらえたらいいなと思って、言葉の使い方の対比(1番2番は言葉による情景描写、3番は固有名詞の連続によるリズムのある現代風直接描写)を用いて小さなお子様でも楽しい歌と思ってもらえるような歌詞にまとめました。
やっぱり動物園の主人公は、遊びに来てくれるお子様とご家族とそこで暮らしている動物たちだと思うので、私はそこを訪れて楽しかったですということを歌詞にしたつもりです。
どうしてもアニマルソングといえば、80年代にヒットしたエコーズのZOO、その後で90年代にリバイバルヒットした菅野美穂さんがドラマの中で歌っていたZOOのイメージが強すぎるようなのですが、動詞の使い方に気をつけて似たような言い回しにならないように工夫したつもりです。
それが、森鷗外先生のような情景描写になってしまったのだと思います。
日本語は
奥深くて
ムズカシイです。