ご意見をいただきまして。 | kimagurenarumamani

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昨年秋頃から配布させていただいている、
ノスタルジックヒーローのCDの歌詞のことで、
たびたびご感想をいただくことはあったのですが、
少し前に、写真愛好家の多数の方から、
歌の始まりの『小さなカメラに~モノクロのフィルムをつめて~』という部分の、
『モノクロ』について、
意味がわかって使っているのか?モノクローム、もしくは白黒だったらわかるけれども、
安易にモノクロと使わないほうがいい と、ご意見をいただきました。

『白黒のフィルムをつめて~』
でしたらこのような問題は起こらなかったのかと思いますが...
気分を悪くされてしまいましたようで、申し訳ございません。
決して安易に使ったつもりではなく...

モノクロームとはアメリカのコダック社のT-MAXなどの白黒フィルムの商品名で、
世界的に白黒写真のことをモノクロームと呼んでいるそうです。
それを印画紙にプリントした時に、モノトーンが生まれ、
白黒といっても、白と黒だけではなく灰色があったり、
真っ赤なものを撮影した場合には、黒よりも少し薄い黒に写ったり、
白黒の中でも、繊細なトーンがあります。
で、モノクロという単語は日本人が作った造語で、
白黒とか、モノクロームのことではあるのですが、
意味合いは全く違い、
トーンはなく、白と黒だけのことを意味しており、
現像する前の、カメラの中に入った状態の時のフィルムのことを
モノクロフィルムと呼べます。

このノスタルジックヒーローの歌詞で使った「モノクロフィルム」の意味ですが、
昭和40年代前半に、写真家の天野さんが、
市電を撮影された時のことを歌ったつもりで、
歌の中では市電はまだ走っていて、
天野さんは市電を追いかけて街中を歩いておられる
進行形のつもりで、
まだそのフィルムは、当然、
カメラの中で、未現像なわけで、
次のシーンを撮ることを待っている状態を歌にしたつもりでした。

なかなか、 言葉、、というか、、単語、ひとつひとつ、それぞれ、
感じられ方が、様々に、あるかと思いますが、
これからも、疑問なことなどございましたら、ご意見いただけますと
自分自身、勉強にもなりますので、
よろしく願いいたします。