「コンテンツ利用料が未払いです。本日連絡無き場合訴訟に移行します」と脅す架空請求のメールが、多治見署管内で多数確認されている。記載された電話番号にかけた結果、金をだまし取られそうになった瑞浪市の三十代の女性会社員が六日、報道陣のインタビューに応じ、手口を詳しく語った。
-冷静に考えれば電話しない
「本日中」「訴訟」という言葉を見て焦ってしまった。普段からインターネットで買い物をすることもあるため、未払いがあったのかと思い込んだ。
-いつ気付いた?
登録した覚えのない料金は支払えないと伝えると、一気に怒った口調になって、おかしいと感じた。本当に通販サイトの人なら丁寧に接するはずだから。告げられた未納料金が二十九万円とあまりに高すぎたことで、われに返った。「警察に相談する」と言ったら怒鳴られた。
-被害を防ぐために伝えたいことは
一人で焦って思わず電話をかけてしまったのがまずかった。親に後で話したら「詐欺に決まっとるやろ」と笑われた。誰もが一瞬、焦ると思うけれど、電話する前に家族や近所の人、警察などにまず相談するのが大切だと実感した。
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