山梨で還付金詐欺急増1.8倍 非通知電話は「要注意」
産経新聞 6月28日(火)7時55分配信
公的機関などを装い、現金自動預払機(ATM)に被害者を誘い出して口座から現金を振り込ませる「還付金詐欺」が、今年に入って急増していることが県警の調べで分かった。県警が公表した6月20日までの電話詐欺のまとめによると、被害件数は前年同期比で2件多い45件。このうち、還付金詐欺は同8件増の18件と1・8倍に増えた。1件当たりの被害金額が減少したのは、被害額が比較的少ない還付金詐欺の比率が高まったためだ。
県警は「非通知の電話は詐欺の可能性が高い。お金の話が出たら詐欺と考えて」(生活安全企画課)と注意を呼びかけている。
典型的な手口は、市役所や税務署などの職員になりすまして電話で被害者を信用させ、「医療費の還付金がある」「今日が還付の期限」などの誘い文句で被害者をATMへ誘導。携帯電話で操作を指示し、現金を振り込ませる。高齢者の被害が多いという。
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県警が今年に被害を受けた人を対象に行ったアンケートでは、回答した37人のうち35人が「被害にあわない自信があった」と答えた。また、30人は電話を受けたとき、詐欺の可能性にまったく気付かずにだまされたという。また、回答者のうち23人が番号表示機能のない電話機を使っていた。県警は「非通知の電話は詐欺の可能性が高い」(生活安全企画課)として、相手の番号が表示され「非通知」の場合は着信拒否ができる機能付きの電話機の利用を呼びかけている。
最終更新:6月28日(火)8時14分

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20代女性になりすまし700万詐取 本当は45歳、LINEで男性らだます 容疑で福井の無職女逮捕
千葉日報オンライン 6月28日(火)6時23分配信
20代の女性になりすましネット上の交際相手の男性とその母親から現金など計約700万円をだまし取ったとして、千葉県警佐倉署は27日までに、詐欺の疑いで福井県の無職の女(45)を逮捕し、千葉地検に送検した。
逮捕・送検容疑は、無料通信アプリLINE(ライン)などで交際していた無職男性(24)=横浜市=の母親(54)=佐倉市=から現金をだまし取ろうと企て、昨年5月20日から同年7月13日までの間、ラインを使い架空の交際女性とその伯母になりすまし、男性の生活費を立て替えて送金したといううそのメッセージを母親に送り、女名義の口座に11回にわたり現金計約600万円を送金させてだまし取った。同年5月11日、男性に「マンション契約にクレジットカードが必要だから預からせて」などとうそを言い、男性からクレジットカード1枚を受け取り、キャッシングで現金50万円を引き出したりカードで航空券などを購入するなどして計約100万円をだまし取った疑い。
同署によると、女は昨年1月ごろ、男性のフェイスブックに20歳と偽って書き込むなどして詐欺目的で近づいた。面識はなく、架空の女性の写真などを送って信じ込ませたり、親子それぞれに「心配掛けたくないから言わないで」などと口止めしていた。女は「生活苦でやった」と容疑を認め、だまし取った金は生活費に充てられていたという。
最終更新:6月28日(火)6時44分

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薬物報酬に振り込め詐欺のメンバー勧誘 容疑者宅から大麻押収
フジテレビ系(FNN) 6月27日(月)17時23分配信
振り込め詐欺の容疑者宅から、大麻が押収された。
振り込め詐欺の手口で、現金をだまし取ろうとしたモトワニ・アカシ容疑者(20)は、神奈川・横浜市のクラブで知り合った少年に、「報酬はマリフアナ」と言って、振り込め詐欺の見張り役を持ちかけた疑いが持たれている。
その後の調べで、モトワニ容疑者の自宅からは、大麻のようなもの1袋と、吸いかけの葉巻たばこが押収されていたことがわかった。
また逮捕時に、見張り役の少年が大麻を持っていたほか、受け子役の男の尿からは、覚せい剤の反応が出ていて、警視庁は、モトワニ容疑者が、薬物を報酬に、振り込め詐欺のメンバーを勧誘していたとみている。
最終更新:6月27日(月)17時23分

銀行員、芸人マネジャー、そして詐欺師に転身した男 資産家姉妹を食い物にした「ゲスな手口」とは
産経新聞 6月27日(月)17時5分配信
銀行員からお笑い芸人のマネジャーに転身した男の最後の“転職先”は詐欺師だった。資産家姉妹を手玉に取り、姉から現金をだまし取ったとして、詐欺容疑で会社役員の男が逮捕された。男は別件の詐欺罪でも摘発されていたほか、口八丁手八丁で妹からも現金をだましとっていたとみられる。欲におぼれ続けた男の「ゲスな犯行」の全容とは-。
■「ビルを建てるから金を貸して」姉妹ターゲットに詐欺 「捕まえたかった」4年越しの捜査
「いわゆる『悪い奴』。なんとかして捕まえたかった」
事件摘発後、捜査関係者はそんな思いを明らかにした。
警視庁に逮捕されたのは会社役員の近江正幸容疑者(74)。ターゲットにしたのは、東京都杉並区の高級住宅街に住む知人だった資産家の80代の姉妹だった。
逮捕容疑は平成21年7月下旬~8月中旬、「ビルを建設したい」といって姉(89)に近づき、「新宿区内にビル建設を計画している」「地権者に立ち退いてもらうために2千万円が必要になるから貸してほしい」などと嘘をついて、現金2千万円をだまし取ったとしている。
関係者によると、近江容疑者は当時、不動産会社を実質的に経営し、妹を社長に据えていた。ビルの建設計画自体はあったようだが、実際には立ち退き料は発生しておらず、全くのでたらめだったようだ。
姉側は24年、警視庁杉並署に刑事告訴したが、今月、ようやく逮捕。4年越しの捜査だった。近江容疑者は「お金は借りただけ」などと供述し、容疑を否認しているという。
■上京して銀行に就職も、お笑い芸人マネジャーから不動産取引に転身…いつしか詐欺師に
同署などによると、近江容疑者は宮城県出身。上京して都内の銀行に勤めるなど、手堅い人生を歩んできたはずだった。だが、銀行を辞めてお笑い芸人のマネジャーに転身したころから風向きが変わってきたようだ。
マネジャーへの転身にあきたらなかった近江容疑者はその後、不動産取引に手を染め始める。当時の地価は右肩上がりになっていた。
捜査関係者はいう。「近江容疑者は不動産関係の会社も作っているが、間もなく倒産している。そのころから詐欺に手を染めるようになったようだ」。
21年ごろ、近江容疑者は、資産家姉妹の妹の方と知り合い、妹を代表取締役に担ぎ出し、不動産会社を立ち上げる。すでに一度破産していた近江容疑者が代表取締役に立てば、銀行からの融資が下りないことを懸念したという。
会社立ち上げの時点で、近江容疑者には「黒い意図」があったようだ。「妹の方は、夫を亡くして独り身となっていたが、この頃すでに認知症を患っていたとみられる」と捜査関係者は打ち明ける。
結局、妹の財産1億円近くは近江容疑者の懐へと消えた。それでも金が足りなかったのか、近江容疑者は不動産取引の客に対しても詐欺を働いていたとして詐欺容疑で小平署が数年前に逮捕。現在は執行猶予の身だった。
■人件費、テナント料に愛人も… 認知症被害者は被害に気付かず無念の死
近江容疑者がだまし取っていた多額の現金はどこに消えていったのか。
近江容疑者が実質的に経営していた不動産会社には、実際に取引きをしていた形跡があった。だまし取った現金の一部は、こうした会社の運転資金にあてられていたようだ。数千万円単位が日常的に飛び交う不動産取引の資金、池袋にあった事務所のテナント料、従業員の人件費…。
ただ、使途がそれだけに止まるわけではない。近江容疑者には愛人の存在もあり、そこにも相当額が流れていたという。
長い生涯をかけて資産を築いてきた80代の姉妹。認知症を患っていた妹は、最後まで近江容疑者に金をだまし取られていたことに気付くことなく、息を引き取ったという。
「姉の被害だけでも何とか立件したかった」。捜査関係者は、悔しさをにじませながら、そう語った。
最終更新:6月27日(月)17時5分
