30代女性がなりすまし「2500万円」被害 サイトの利用料名目
福島民友新聞 2月17日(水)8時47分配信
南相馬市の30代無職女性がインターネットサイトの利用料名目で現金約2500万円をだまし取られていたことが16日、南相馬署への取材で分かった。同署は「なりすまし詐欺」事件として調べている。県警によると、2500万円の被害は、県内で今年発生したなりすまし詐欺被害で最悪。
同署によると、女性の携帯電話に昨年12月19日、都内のリサーチ会社名で「ポータルサイト運営会社から料金滞納者の身辺調査を依頼された」とし、「利用登録がされた後、無料期間中に退会処理が行われておらず延滞料金などが発生している。訴訟準備中なので、早期解決のため連絡してほしい」と求めるメールが届いた。女性がメールの連絡先に電話すると、リサーチ会社の社員を名乗る男から和解金や調停費用、裁判費用、弁護士費用などを請求されたという。
同署によると、女性は同日から同月28日にかけて指定された都内の住所に宅配便で4回現金を送金し、指定された銀行口座にも市内の金融機関から1回現金を振り込んだという。女性は年明け以降も男と事務的な連絡を取っていたが、1月末以降に連絡が取れなくなったことから不審に思い、同署に相談して被害が判明した。
福島では650万円、息子装う電話
16日午前8時ごろ、福島市の60代男性から「妻が息子を名乗る男から650万円をだまし取られた」と110番通報があった。福島署は「なりすまし詐欺」事件とみて調べている。
同署によると、15日午後0時30分ごろ、60代の夫婦方に息子を名乗る男から電話があり、電話に出た妻に男が「アルバイト先の先輩の3800万円の小切手などが入ったかばんがなくなった。今日中に現金が必要。2500万円は用意できたが、残りを用意できないか」などと話した。
夫婦は男の話を信じて「650万円しか用意できない」と答えた後、夫が市内の郵便局などから現金650万円を引き出した。その後、男から再び電話があり「東京までお金を届けてほしい。俺の代わりに男の先輩がバイクで取りに行く」などと、受け渡し場所に都内の公園を指定された。妻が新幹線で東京に向かい、同日同7時ごろ、公園に現れた男に現金を手渡したという。
妻が16日に関東地方に住む息子に会い確認して被害に気付き、妻から知らせを受けた夫が通報した。
<結婚詐欺>偽名使い分け 計1億円詐取か
河北新報 2月17日(水)10時18分配信
仙台市の女性がお見合いパーティーで知り合った男から700万円をだまし取られた結婚詐欺事件で、仙台中央署は16日、この女性からさらに300万円をだまし取った詐欺の疑いで、本籍千葉市、無職末永浩二容疑者(50)を再逮捕した。
中央署によると、末永容疑者は約10年前から仙台市内や東京都内などで開かれたお見合いパーティーに本名以外に「末永晴」「大野浩二」などの偽名を使い参加。実在する大手航空会社の一等整備士や整備課長などと偽り、30~40代の女性十数人にうその結婚話を持ち掛け、計約1億円をだまし取った可能性がある。
逮捕容疑は2014年9月下旬~12月下旬ごろ、お見合いパーティーで知り合った仙台市の30代の女性会社員に「婚約指輪は自分が買うので新婚旅行の費用を出してほしい」などとうその結婚話を信じ込ませ、計300万円をだまし取った疑い。「金は受け取ったが、だまし取ったつもりはない」と容疑を否認しているという。
末永容疑者は14年6月、この女性に同居のためのマンション購入を持ち掛け、頭金名目で現金700万円をだまし取った詐欺容疑で1月26日に逮捕され、処分保留となった。
「株の値段上がる」とうそ、現金詐取した詐欺グループ摘発
TBS系(JNN) 2月17日(水)6時26分配信
「株の値段が上がります」などとうそを言って現金をだまし取ったとして、75歳の無職の男ら高齢の詐欺グループが警視庁に摘発されました。
逮捕されたのは、東京・北区の無職、西村博典容疑者(75)ら3人です。
西村容疑者らは、おととし7月から10月にかけて、横浜市の80歳の男性に対し、うその事業内容が載ったパンフレットを送りつけたうえ、投資会社を装って「株の値段が上がりますよ」などとうその電話をかけ、現金およそ100万円をだまし取った疑いが持たれています。
西村容疑者はこの詐欺グループのリーダーとみられ、競馬の場外馬券売り場などで仕事を探していそうな人をメンバーに誘っていたということです。西村容疑者らは、容疑を認めているということです。
警視庁は、西村容疑者らが、おととしだけでほかに数人から合わせて千数百万円をだまし取っていたとみて裏づけを進めています。(16日23:03)
偽造収入印紙750枚、本物と交換 詐欺容疑で2人逮捕
朝日新聞デジタル 2月16日(火)21時6分配信
偽の収入印紙を郵便局に持ち込み、本物の収入印紙をだまし取ったとして、愛知県警は、無職久保川誠(36)=名古屋市中村区名駅5丁目=と、飲食店員山田隆二(23)=同市中区栄5丁目=の両容疑者を詐欺と印紙犯罪処罰法違反の疑いで逮捕し、16日発表した。久保川容疑者は容疑を否認し、山田容疑者は認めているという。
2人の逮捕容疑は、共謀して昨年8月31日、同市中区の郵便局で、偽造された200円の収入印紙750枚を、正規の5万円の収入印紙3枚に交換してだまし取ったというもの。県警は久保川容疑者が指示役で、山田容疑者が実行役とみている。
中署によると、関東地方の郵便局で昨年8~9月、偽の印紙が見つかったため、日本郵便が調査を開始。愛知県内では20カ所の郵便局で偽物が見つかり、被害は300万円を超えるとみられる。
県警の捜査幹部は「精巧な作りで、国外で組織的に製造された可能性もある」と分析。交換した正規の印紙は金券ショップなどで換金された可能性があるという。
朝日新聞社