暴力団隠し賃貸契約 詐欺容疑 政治団体幹部を逮捕 警視庁
産経新聞 4月2日(水)7時55分配信
暴力団員であることを隠してマンションの賃貸契約を結んだとして、警視庁町田署は1日、詐欺容疑で、政治団体「大日本新政会」(神戸市)総裁で、暴力団組長の笠岡和雄容疑者(70)=同市中央区下山手通=を逮捕した。同署によると、容疑を認めている。
逮捕容疑は平成23年2月、東京都港区内のマンションの賃貸契約をする際、契約書には暴力団関係者との契約を拒否する条項が盛り込まれていたのに組員であることを隠し、本人名義で契約したとしている。
笠岡容疑者が都内を訪れた際の居住用に使っていたという。
大日本新政会はホームページ上で、芸能事務所社長や芸能人に関するトラブルと称する話を掲載し、事務所側とトラブルになっていた。
<「楽天」偽装詐欺>関連会社名乗り4900万円詐取
毎日新聞 4月1日(火)22時56分配信
大阪府警阿倍野署は1日、インターネット通販大手「楽天」の関連会社を装ったメールや電話で現金約4900万円をだまし取られる詐欺事件があったと発表した。
阿倍野署によると、被害者は大阪市阿倍野区の50代の女性会社員。女性の携帯電話に先月上旬、楽天の関連会社「楽天リサーチ」を名乗るメールが届いた。女性が記載の連絡先に電話すると、男が「有料サイトを利用した滞納金がある。退会手続きなどで和解金や裁判所に預ける金が必要だ」などと説明した。
その後も、複数の男から支払いを迫る電話が再三かかり、不安に感じた女性は先月下旬まで複数回にわたり、現金計約4900万円を東京の指定先にレターパックで郵送したという。女性が1日、阿倍野署に被害届を提出した。
偽の社債券で1600万円詐欺被害 御殿場の男性
@S[アットエス] by 静岡新聞 4月2日(水)7時39分配信
御殿場市の無職男性(73)が1日までに、社債券の名義貸しをめぐって現金1600万円をだまし取られたと御殿場署に届けた。同署は特殊詐欺事件として調べている。
同署によると、昨年9月20日ごろ、男性宅に東京都の有料老人ホームの社債券発行などの案内が届き、投資会社の社員を名乗る男から「社債券が個人向けなので名義を貸してほしい」と電話で持ち掛けられた。男性が承諾すると1500万円分の社債券が届いた。後日、男から返金を前提に、現金の送金を求められた男性は4回に分けて計1600万円を都内の別会社に郵送した。12月下旬、男と連絡が取れなくなり、被害に気付いた。
同署は社債券は偽物で、男性を信じ込ませるために送られたとみている。
東京の男を再逮捕=3000万円詐取容疑―宮城県警
時事通信 4月1日(火)17時39分配信
宮城県気仙沼市の自営業男性(80)から現金3000万円をだまし取ったとして、県警捜査2課などは1日までに、詐欺容疑で東京都練馬区中村南、無職永井厚容疑者(22)=詐欺罪で起訴=を再逮捕した。容疑を認めているという。
逮捕容疑は昨年12月下旬、数人と共謀し、男性方に「証券を購入したいので名義を貸してほしい」と電話した後、「名義貸しは違法。解消するには株を持つ必要がある」と偽り、気仙沼市内の駐車場で現金3000万円をだまし取った疑い。
<仮免問題漏洩>合格させたかった…元教習所管理者書類送検
毎日新聞 4月1日(火)18時39分配信
自動車の仮免許試験問題を漏洩したとして、岩手県警は1日、陸前高田市竹駒町にある「陸前高田ドライビングスクール」の元男性管理者(56)を、道交法(免許関係事務の委託)違反容疑で盛岡地検一関支部に書類送検した。送検容疑は、昨年11月18日午前11時ごろ、教習所で男性教習生1人に、仮免許の学科試験問題を印刷した紙を手渡したとしている。
県警交通指導課によると、元管理者は試験問題を管理する立場にあった。昨年3月から、パソコンに自ら打ち込んで印刷した問題を約20人の教習生に練習問題として提供していたという。「試験に合格させてあげたかった」と話しているという。昨年4月に匿名の情報提供があり、県警が捜査していた。
元管理者は昨年末に退職。県警などは昨年12月、この教習所に1カ月の業務停止と管理指導徹底の監督命令を出した。
男児から限定ゲーム機盗んで転売 32歳男を容疑で逮捕
産経新聞 4月2日(水)10時22分配信
子供から携帯ゲーム機などを盗んだとして、兵庫県警甲子園署は1日、窃盗容疑で、同県西宮市森下町の土木作業員、才原誠次容疑者(32)を逮捕した。容疑を認めているという。
逮捕容疑は今年2月23日午後、同市甲子園網引町の公園で、小学5年生の男児(10)の自転車の前かごから、携帯ゲーム機やゲームソフトなど計4点(約2万5千円相当)を盗んだとしている。
同署によると、才原容疑者は、男児が自転車をとめて公園で遊んでいる隙に盗み、市内の中古ゲーム店に転売していた。
ゲーム機は「ニンテンドー3DS LL」で、アニメ「ポケットモンスター」の絵柄付きの限定品。男児の友人が同店で中古販売されているのを見つけ、男児が保証書で自分の所持品と確認し、同署に相談していた。
神田の違法個室マッサージ店摘発 店長逮捕
日本テレビ系(NNN) 4月2日(水)13時31分配信
警視庁は1日、東京・千代田区の違法個室マッサージ店を摘発し、43歳の店長の男を逮捕した。警視庁は1日、千代田区神田須田町の個室マッサージ店「Cute」を風営法違反の疑いで摘発し、店長の沼沢清容疑者を逮捕した。警視庁によると、沼沢容疑者は風俗店の営業が禁止されている場所で中国人の女性従業員に、男性客に性的サービスをさせた疑いが持たれている。沼沢容疑者は警視庁の調べに対し、容疑を認めているという。
また、警視庁は沼沢容疑者の店が入るビルで、去年から先月にかけて他にも違法個室マッサージ店7店舗を摘発し、それぞれ店長らを逮捕している。
警視庁は、店長とは別に経営者がいて、摘発されても同じビルで店名を変えて営業を繰り返しているとみて、実態解明を進めている。
ネット上で知り合い買春 39歳男を逮捕
日本テレビ系(NNN) 4月2日(水)13時41分配信
インターネット上で知り合った16歳の女子高校生とみだらな行為をしたとして、39歳の男が警視庁に逮捕された。児童買春禁止法違反の疑いで逮捕されたのは。東京・杉並区の飲食店従業員・上米良浩二容疑者。警視庁によると、上米良容疑者は今年2月、東京都青梅市内のホテルで16歳の女子高校生に1万5000円を渡し、みだらな行為をした疑いが持たれている。
少女は、ネットの掲示板に「家出してお金がないのでサポートお願いします」と書き込み、連絡をした上米良容疑者と無料通話アプリ「LINE」のIDを交換して犯行に至るやり取りをしていた。少女の書き込みを見つけた捜査員が少女を補導し、上米良容疑者が浮上したという。
上米良容疑者は「若い女の子と遊びたかった」と供述し、容疑を認めているという。
少女蝕む裏風俗「援デリ」の実態…全国で横行、暴力団の介入も
産経新聞 4月2日(水)12時32分配信
スマートフォン用の出会い系アプリで客を募る「援デリ」(援助交際デリバリー)が全国で横行している。携帯電話と女性がいれば簡単に始められることから、全国で社会問題化している新手の「裏風俗」だ。無店舗型の「デリバリーヘルス」と形態は似ているが、大きな違いは、未成年の少女たちを派遣することがある点だ。ときには、暴力団が介入して資金源として狙われ、“バイト感覚”で始めた少女らが深みにはまり、抜け出せなくなる取り返しのつかないリスクもあるという。スマホの普及により無数に存在する援デリの実態とは、どのようなものなのか。(桑村朋)
■女子中高生雇い、全国へ売春の旅
兵庫県警は2~3月、援デリを運営し、女子中学生を売春させたとして、児童福祉法違反(淫行させる行為)と児童買春・児童ポルノ禁止法違反(周旋)などの容疑で、神戸市須磨区の無職、中屋崇志被告(21)ら男4人を逮捕した。
県警によると、他に逮捕されたのは、名古屋市中区の飲食店店員、吉武直人被告(22)、神戸市灘区の会社員、長谷川洋被告(22)、兵庫県尼崎市の無職少年(18)。犯行は中屋被告が主導し、他の3人に持ちかけたという。
逮捕容疑は、共謀し平成25年9月29、30の両日、岡山市内のホテルで、当時42歳の男性客から現金計5万5千円を受け取り、当時13歳だった女子中学生に売春させたとしている。
4人は知人同士だ。いずれも容疑を認めており、「約15人の中高生らを車で引き連れ、全国で売春させていた。簡単に金が手に入ると思った」などと供述している。
中屋被告は昨年3~11月ごろ、街中でナンパしたり、知人に紹介を受けたりして18歳未満の中高生らを勧誘。出会い系アプリ「ひまトーーク」の掲示板で、個人で援助交際する少女を装って投稿し、男性客とやり取りした上で、待ち合わせ場所のホテルに少女を派遣していた。
その手口は、このアプリの掲示板に、少女の写真と無料通話アプリ「LINE」や「カカオトーク」のIDを掲載。そのIDを通じて連絡してきた男性客と無料通話アプリ上で条件交渉をし、連絡を取り合うというもの。
4人は愛知から福岡まで関西、中国地方を中心に、少なくとも数十人の客を集めたとみられる。売り上げは約200万円に上るが、大半を賭博で使い果たしていた。
事件が発覚したのは、家出したまま援デリで稼いでいた少女の家族からの相談だった。
■出会い系サイト規制法改正後に流行
なぜ、このような形態の風俗が現れたのか。
平成15年に制定された出会い系サイト規制法が20年に規制強化され、18歳未満の書き込みを禁じ、運営業者には公安委員会への届け出が義務づけられた。援デリの業態が流行し始めたのは同法改正後だ。
個人で援助交際する少女を装う客引きスタッフを「打ち子」と呼ぶ。少女になりすました打ち子が掲示板に、「¥3」「30K」(ともに「現金3万円」の意味)と隠語を示し、「困ってる。サポ希望」「割り切ったお付き合いできる方」などと投稿する。
法改正後は出会い系サイト利用者の年齢確認が厳格化され、警察庁発表の被害児童数は減少傾向にあるものの、児童買春につながる書き込みは増え続け、客も絶えることがない。中屋被告の「掲示板で客を募ると、1分で40~50人から連絡が殺到した」という供述からも、サイトの“無防備”具合が分かる。
打ち子は、LINEなどで少女になりすましたIDを作り、客とは匿名のままやり取りする。少女も売春に手を染めたことが発覚するのを恐れ、通報をためらうケースが多く、警察も事件の端緒をつかみづらい。全国的にも摘発例はまだまだ少なく、実態把握が難しいのが現状だ。
■時間かかる捜査、暴力団の援デリ狩りも横行
広島県呉市で16歳の少女が殺害された事件でも、逮捕された少女が援デリに手を染めていたとされる。ある捜査関係者は「少女たちは、客探しの手間やトラブル処理の危険性が回避できるほか、打ち子と知り合いの場合も多い。一種の安心感を持って売春に走ってしまう」と指摘する。
今や風俗店で働くより、援デリなどを利用して援助交際に走る女性の方が多いともいわれる。月に100万円以上を稼ぐこともあるなど、高収入とされる援デリの味をいったん覚えると、普通の仕事の給与では満足できない女性も少なからずいるという。
だが、暴力団が客として現れるケースもある。少女が打ち子らと離れた隙を狙って「売春は違法。ばれたくなければ金を払え。払えなければ稼げ」などと脅し、強制的に配下の売春婦にする「援デリ狩り」も横行。実の親が打ち子となり、娘やその友人に客をあっせんした事件も発生している。
中屋被告らは少女ら数人を車で連れ、客の待つ場所へと計7都市を周遊していた。援デリは場所にこだわらないため、全国の客が相手。警察も広範囲な捜査が必要なのだが、少ない人員の中で東奔西走しなければならず、1つの事件に多大な時間がかかる。
ある捜査関係者は「援デリは個人売春の延長のような面があり、無知な少女を食い物にし、未来を奪うような悪質犯罪だ。本当はもっと取り締まりたいのだが…」と直面する捜査の難しさをこぼした。