CBX750F トラブルの考察 | プライベートでいこう

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素人ながら、なるべく自分の頭と腕でバイクの整備やカスタムを行うおじさんのブログ

仕事も忙しく、まだ手付かずの状態です。

 

 

 

 

今回のトラブルはどのようにして発生したのか考えてみました。

 

そもそもCBX750Fは、ACジェネレーター・チェーンテンショナーに大きな欠陥

があることはCBX乗りならば多くの人が周知しています。

 

 

 

 

ある程度走行した車体には、ほぼ間違いなく発生するもので、テンショナーの強度不足

により破損し、ミッションギアと接触して異音が発生します。

 

この状態でもエンジンを始動することは可能ですが、ミッションをキズ付けてしまうし、

テンションがかかっていないチェーンは波を打って回っているはずなのでダメージを受

けてしまいます。

 

さらに回転を上げるとチェーンが切断するという事例がネット上に数多く報告されてい

ます。

 

私のCBXの場合、セルでエンジンを始動中にチェーンが切断した(推測)訳ですが、

テンショナーが正常であるにもかかわらずチェーンが切断する事は考えずらく、おそ

らくセル始動中に先にテンショナーが壊れ、次にチェーンが切断してしまったものと

考える方が自然だと思います。

 

でも考えようによっては運が良かったのかもしれません。これが走行中に発生したら

?しかも高速で。

 

この動画は恐らくクランクが切断したチェーンを巻き込んで後輪がロックしたのだと

思います。動画の最後の方にエンジンが映っていますが、ジェネレーター付近のシリ

ンダーが破壊されています。

 

 

 

 

 

 

 

走行中でなくて本当に良かった。

 

ちなみにテンショナーの実物がここにあります。

 

 

 

 

これはRC42用のテンショナーで、CBX750F用と形は同じですが割れてしまう

部分に1枚の金属プレートを追加してある強化品です。

 

 

 

 

いずれ自分のCBXにも発生する事は予想出来ていたので購入してあった物です。

 

ちなみにこの強化品は破壊される時間が延びるだけで、RC42でも同じトラブルが発

生します。

 

シリンダー側を分解しなくてもクランクケースのアンダー側を外してテンショナーのみ

を交換する事は可能ですが、チェーンが切れてしまうとクランクシャフトを取り出さな

いと新しいチェーンを掛けることが出来ないので、作業としてはフルオーバーホールと

同等になってしまいます。

 

そして更に厳しい現実

 

「新品ジェネレーターチェーンは既に廃盤」

 

・・・さぁ、どうする?