HONDA CBX750F ボルドール | プライベートでいこう

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素人ながら、なるべく自分の頭と腕でバイクの整備やカスタムを行うおじさんのブログ

2号車

 

HONDA CBX750F ボルドール 1985年

12年ほど前に某オークションを見ていたら完全ノーマルのこのバイクを発見、その当時既に

発売から25年経過していたにもかかわらず、走行距離が僅かに3000㎞。見出しにも新車なみ

と書かれてあった。もともと人気のある車種ではなく激安だったので勢い余ってポチッってし

まいました。

 

 

後日、バイク配送で自宅に到着したのだが、配送業者の人に「こんな綺麗な車体見たこ

とない」と言われた。

車体を隅々までチェックしたが、たしかに新車なみ、その言葉に嘘はなかった。

 

しかし現実はそう甘くなく、エンジンを始動したら3気筒状態。

 

キャブレターや電気系を点検しても原因は分からず、エンジンが温まってくると4気筒に

なるのだが、アクセルの反応が良くない。

 

 

何度かキャブレターを分解して、最終的にはキャブレターボディーのアルミダイキャスト

内のパイロット系通路に固形物が詰まっていて燃料の経路を狭くしていた事が原因だった。

 

いっそ、完全に詰まっていた方が原因究明に要する時間が短かっただろう、原因究明まで

にかなりの時間がかかった。

 

このトラブルが解消された後は快調となった。

 

今でも新車と間違われます。

 

元々、フロントがアンチノーズダイブ機構(TRAC)を持った16インチであることから、

なんとなく不自然な動きをすると感じていたので、タイヤの選択幅が広い前後17インチ化

を決断。

 

前後の足回りは9車種の部品を組み合わせて制作してあり、高速道路を使ったクルージング、

高速コーナーが多い場所では非常に楽しいです。

 

 

 

 

 

 

欠点としては、すぐにオーバーヒートぎみになること。冬でも渋滞にはまると油温は

120℃オーバー、スタート時のトルクが無くなって非常に走りにくくなってしまいます。

 

昔、限定解除の試験を受けた時、試験車は同じエンジンのCBX750ホライゾンだった。

 

横浜にある三ツ境自動車教習所で練習し二俣川で試験を受けたのだが、夏だったため試験

走行の順番が後の方になるとオーバーヒートを起こし、何人かの人が坂道発進の課題でエン

ストしていた。

 

ちなみに私が試験に合格した時は、試験番号2番でエンジンの調子も良い状態だった。

 

その時は約50名が試験を受けて、合格したのは私を含めて2名のみだった。

 

当時の二俣川は限定解除の合格率が全国で一番低いと言われていた事を思い出した。