観測史上、最も暑いと言われているこの時期に、全国高等学校野球選手権大会が始まる。


昨日、看護師のお客様と、WBGT(暑さ指数)について、熱く語り合った。


WBGTとは、気温のみならず、湿度や輻射熱なども絡み、外で運動していいのか悪いのかを指数で表している。






上の表だと、外気温が35℃で、湿度が55%なら、暑さ指数は31℃となり、「運動は中止」というレベルになる。



学校管理下の熱中症死亡事故に関する調査データによると、部活動中に死亡事故が最も多かった種目は、野球である。


野球部は、夏の風物詩とも言える、夏の甲子園を目指して、最も暑い時期に試合を余儀なくされる為、必然と熱中症による死亡事故も増える。



熱中症で死ぬ確率が最も高い条件が揃っているのに、今後もこのスケジュールで開催を続けるのだろうか?



野球をやっている子供をもつ親からすると、甚だ恐ろしい。



こちらを見て頂きたい。



本日8月5日、13時現在のWBGTだ。


最早、夏の全国高等学校野球選手権大会は、北海道で行うべきではないか?


伝統を重んじるのもわかるが、私は野球に賭けてきた子供達が、死ぬ恐れがあるとわかっている炎天下で、倒れる姿だけは見たくない。


危険なのは子供だけではない。


応援する子供たち、親御さん、試合を裁く審判。


それぞれにかけがえのない家族がいる。



もう一度言おう。



学校管理下における、熱中症死亡事故の調査データによると、最も死亡事故が多い種目は【野球】である。



私が叫んでも変わらない!


でも叫ばなければならない!


どなたか、権力のある方、時代を動かして下さい!