まもなく大手総合フィットネスジムも、休業要請が解除されます。
ジムに行けなかった期間に、自宅にてYouTubeやテレビ番組での宅トレ企画を見て、運動を継続されていた方も、実に多い事でしょう
私も一応、情報としてテレビやYouTubeでの宅トレを拝見しておりましたが、一つ大きな疑問が湧いてました
HIIT(高強度インターバルトレーニング)についての動画やテレビ企画です。
よく、
「HIITで、脂肪を燃焼させましょう!無理はしないで、出来る範囲でやってみて下さいね!」と、トレーナーが言っているのですが、
HIITの最大目的は、EPOC(運動後過剰酸素摂取量)の恩恵を受ける事だと、私は考えます。
簡単に申し上げますと、
「酸素が全く足りない状態で運動をしたせいで、酸素が足りる状態になるまで、過剰にエネルギーが消費される状態」
という効果を期待しているわけです。
上記の様な状態になるには、
最大心拍数の85%くらいまで、心拍数を上げなければなりません。
最大心拍数は、220−年齢で表すのは、ご存知の方が多いかと思います
30歳の方でしたら、220−30=190です。
イメージできますか?心拍数190
50mを全力疾走した後の様な心拍数です。
ハアハア、ゼエゼエ
です
つまり、このくらいに心拍数を上げないと、EPOC(運動後過剰酸素摂取量)の恩恵を受ける事が出来ないというわけです。
さて、一体、私が何を言いたいかと申し上げますと、
テレビやYouTubeに出ているトレーナーや、HIITをトレーナーと一緒に行っている芸能人が、ハアハア、ゼエゼエしていないのは、おかしい
と言いたいのです。
「無理をしないで下さいね!」
ではなく、運動に自信のない方は、HIITは効果が薄いばかりか、危険ですからやらずに、踏み台昇降運動などから始めて下さいね!
だと思うのです。。。
メディアの発信力というのは、とてつもなく強いもので、「サバ缶がダイエットに良い!」となると、一夜にしてスーパーからサバ缶が消えるくらいの影響力があります。
逆を返すと、ダイエットやトレーニング、分子栄養学的な観点からすると、視聴者のほとんどが、情報弱者なのです。
せっかく宅トレも盛り上がってきているのに、間違った情報や手法を放送していては、効果も思うようには出ないでしょう
悪意は無いのかもしれません。
しかし、
視聴率が取れるからとか、
反響が良かったからとか、
テレビ側の都合で、正しくない知識をばら撒くのはやめてほしいものです
間違った情報を、精査する事なく発信してしまうと、そのトレーナーが叩かれるという想像力を持ってもらいたいものです。
良い意味でも、悪い意味でも有名になってしまう、きっかけを作っているのは、メディアなんですよ
人目につかず、ソーシャルディスタンスを考えてラーメンを食べたい!
と考えたら、ここが思いついた
ご興味のある方は、個別でご連絡下さい🌟