人気化するバランス型投信
2019/1/10付 日本経済新聞(朝刊)から『「バランス型」投信人気 昨年資金流入1.3兆円、低リスク好感』の記事に注目します。個人投資家の間で、株式、債券およびREIT等の様々な資産に分散投資する「バランス型」投資信託が人気化しており、この背景は①世界的な経済不透明感が強まる中、分散投資による基準価額の変動幅が大きくないことが評価されている、②一般若しくは積立NISA制度を通じて、資産運用をスタートした投資の初心者にとっても「大きく値下がりしにくい」最初の投資信託として比較的取り組み易い商品性であることだと思います。こうした「バランス型」投資信託への年間資金流入額は2018年には約1兆3,100億円にも上るとあります。確かに、様々な資産に分散投資してリスクを抑えるという考えは、資産運用の基本中の基本ですが、一言で「バランス型」投資信託といっても、低リスクの債券・高リスクの株式への投資割合があらかじめ決まっている、市況環境に応じてその各資産の投資割合を機動的に変更する/しない、また海外資産の為替リスクを取る/取らない等々、その商品設計は実に多種多様であり、それぞれの商品につきまして、保有するコストも異なってきます。このように、「バランス型」投資信託1つを考えても、たくさんの種類がある中で、何より投資される資金は、皆さまお一人ひとりの「大切なおカネ」であることをきちんと考えて、数多ある中からどの投資信託にするのか、又はご自身の投資スタイルに合わせてどの方法(一般/積立NISAおよび確定拠出型年金での積立スタイル等)で行うのかを考えてみて頂きたいと感じます。