M&Aのプレイヤー(26) 売り手(4) 投資ファンド | M&Aや投資ファンドについての雑談

M&Aや投資ファンドについての雑談

昨今、この業界は閑古鳥が鳴いておりますが、

でもそんなときこそ情報を発信し、少しでも多くのみなさんに

M&Aや投資ファンドのことを知って頂けたら、と思っています。



ネタがあったときに不定期更新する予定です。

売り手が投資ファンドの場合も、意思決定が早いです。


投資ファンドはとにかく経済合理性を最優先しますから、
一にも二にも高い価格を提示したところに売却します。


ただ、彼らもプロですので、入札で高い金額を提示した買い手候補でも、
デューデリジェンスで必ず価格を引き下げてくる、と思われるような
ところには、十分な情報を開示しなかったりもしますので、
買い手としてもただ単に金額を高くするだけでなく、提案内容を
しっかり作りこむことも重要です。


また、投資ファンドが価格と同じく、あるいはそれ以上に気にするのは
売主責任(補償)の内容です。


M&Aでは、(家電などと同じく)表明・保証といって、
「売却する会社はちゃんとした会社です」
ということを一定期間保証する必要があり、
その期間内に欠陥が明らかになった場合には、
一定金額を賠償することが一般的です。


問題は、

・その期間をいくらにするか
・その補償金額をいくらにするか

ということです。


ファンドとしては、例えば
「5年間、売却代金を全額返却する可能性がある」
ということであれば、
その資金はせっかく売却して資金を回収したにもかかわらず、
5年間、どきどきしながらファンド内部でプールしておかなければならず、
いつまでも出資してもらった投資家に返すことができません。


こうやって資金が寝てしまうことを、利回り至上主義とするファンドは
最もおそれます。


例えば、
・100億円の売却額で、保証は「期間が5年、金額は100億円」
・80億円の売却額で、保証は「期間が1年、金額は売却額の50%」
ということですと、


ファンドとしては後者のケースの方が望ましい、というのは
十分にあり得る話です。



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