まずは投資ファンドから。
投資ファンドは文字通り、企業買収を業としている方たちです。
主なプロセスとしては、
①投資案件を発掘し、投資を実行する
②投資した企業の価値を向上させる
③当該会社を株式公開(IPO)ないし第三者へ売却することで
キャピタルゲインを得る
の3点に集約されます。
このうち、何が最も大事かというと、これは圧倒的に①になります。
乱暴な言い方をすれば、②の企業価値の向上なんていうのは、
しょせんマクロ経済の波には勝てません。
このご時世に、どんなに知恵や経験を駆使したからといって、
自動車産業で昨年までの利益を上げることなど不可能なように、
だめなときは何をやってもダメ。いいときはほっといても
企業業績はあがります。
(もちろんこれには異論があるかもしれませんが)。
また、③の売却にしても、これは一般的に作業を
フィナンシャルアドバイザーに丸投げするわけですから、
高い値段でつくように、神に祈ることぐらいしかできないわけです。
というわけで①、このうち、「投資の実行」については、
これも別にロケットサイエンティストの仕事ではないので、
地頭の良さと、ある程度のファイナンス、会社法の知識が
あれば対応できる、とすれば、結局「投資案件の発掘」こそが
投資ファンドの生命線になります。
投資ファンドの担当者は、案件発掘に向けて、涙ぐましい努力を続けているのです。