看護学生さんに伝えたいこと | あるちゅう司法書士の思うまま

あるちゅう司法書士の思うまま

アルコール依存症のどん底を経験、現在は司法書士として第4の人生を歩む。アルコール問題のほか旅行記、鉄ネタ、たわごと…
2018年5月より前の記事はアカウント移行後の不手際により写真が消えているものがあります。

 来月T市の看護学校でアルコール依存症の講師をすることになっています。

 もちろん個人的にではなく地域の断酒会に定期的に来る依頼。形ばかりながらもある会の副会長の役割にあるので今年は参加することにしました。

 

 看護学生さんに伝えたいことはいくつもあるけれど、これだけは。

                    (無料イラストIMTからDL)

 

 以下2018年の書いた記事の再掲です。一部改稿。

 

 先日仲間とLINEで少し話題になったこと…

 

 以前に何度か書いてますが

 

 私の幼いころ父母が休日に飲食店の手伝いをしていて、お店を閉めたあとそこで夕食をすることが多かった。そのときにビールを与えられていたらしく、ジュー(ジュース)がいいか?ビー(ビール)がいいか?と聞かれて「ビー」と答えていたという、今となっては笑えない話がある。

 

 アルコール依存症の背景は色々あって、幼児期の家庭問題などの環境やその人の物事の考え方の問題だけにされることがあるけれど、それは明らかな誤りで、アルコールという物質が脳に与える影響、すなわち生物学的背景を抜きにして語ることは出来ません。

 

 幼年期のアルコール摂取はアルコール依存症のリスクを高めたり、脳の発達に重大な支障が生じる可能性が大きいのです。

 

 私にビールを飲ませた人(そのお店のおばさん)に悪気があったとは思いませんが、ちょっとした悪ふざけみたいなことがアルコールにブレーキが利かない脳を作った。アルコール依存症のリスクを抱えてしまったということですね。

 実際に私は学生の頃飲み会で友人の何倍も飲めたのでした。

 

 子供にお酒を与えること。それは極めて危険な傷害行為だと認識して頂きたいと思っています。 

 

 

入所少年98%飲酒経験 那覇鑑別所 小6~中1に初めて

 2018年5月5日 琉球新報

沖縄県の那覇少年鑑別所(長谷川雅一所長)が2017年に同所へ入所した19歳以下の少年少女に実施した飲酒アンケートによると、97・5%に当たる115人が飲酒経験があると回答していたことが4日までに分かった。初めて飲酒した平均年齢は12・8歳で、小学6年~中学1年ごろから酒を飲み始める実態が浮かび上がった。

 

 最も早い人は6歳で飲酒したと回答した。飲酒が習慣化した平均年齢は15歳となっている。飲酒のきっかけは「友だちに誘われて」が38・8%で最も多く、「興味があって」31・5%、「先輩・後輩に誘われて」24・3%と続いた。
 飲酒理由(複数回答)は「周りとの付き合い」を挙げる少年少女が最も多く、「お酒が好き」「飲み会の雰囲気が好き」の回答もあった。同所は「コミュニケーションツールの一つとして利用され、日常生活の一部になりつつある」と指摘している。
 飲酒場所は居酒屋やバーが最多で、次に公園や海などの屋外、友だちの家などとなっている。自分で買う手法が浸透しているほか、クラブやキャバクラへの入店との回答もあった。
 

 「親が飲酒を許している」との回答が18・2%、「親が(飲酒について)どう考えているかわからない」も40%に上った。同署は「子供の飲酒が許されないという親の認識に乏しく、親子が互いに適切な関心を持っていない可能性がうかがえる」と分析した。
 アンケートは、少年少女133人(少年128人、少女5人)のうち、回答した118人から調査結果をまとめた。