淡路 20:53 | あるちゅう司法書士の思うまま

あるちゅう司法書士の思うまま

アルコール依存症のどん底を経験、現在は司法書士として第4の人生を歩む。アルコール問題のほか旅行記、鉄ネタ、たわごと…
2018年5月より前の記事はアカウント移行後の不手際により写真が消えているものがあります。

 ここしばらくは自分の所属の会しか出席していない私も年末はいくつかの例会場を歩く。

 年末だからといって何かあるわけではないけれど、どこかの限で行かないと仲間の顔を見る機会が本当にになくなってしまう。

 

 今夜もいい例会だった。

 私が断酒会を選ぶ理由のひとつ。家族の参加。

 

 皮肉たっぷりに話す奥さん。あたふたと奥さんのご機嫌をとるご主人。

 ちょっと温かい気持ちになるシーンだれけど、こういうところにも酒で周囲に与えた害の大きさと支えてくれた家族への感謝をあらためて感じる。

 

 酒を止めはじめの頃は未来の話ばかりしか聞こえない。酔ってる頭には炭酸のジュースのようにさわやかに響くからね。そして過去のことなんてと豪語したりする。

 

 それが悪いとも思わない。私もそうだったしゆえに何度も失敗した。

 そしてわかる。両方を見ないといけない。哲学や言葉遊びのような話はどうでもいいと…

 

 別にストイックになれということではなく、この会場に掲げられている言葉のように「来た道がわかれば行く道がわかる」。そういうこと。

 

 終了後、今年の最終例会ということでずいぶん早い年越しそば。

 

 お酒と縁が切れるように。そんな験担ぎもあっていい…

 

 ふだんはまったく違う生活をしているひとがこの2時間のために集まり、また散っていく。まるで線路が交わるこの駅のような場所には不思議な力がある。