松阪城を築城した蒲生氏郷は出身地の近江日野から商人を呼び寄せ、楽市楽座を設けて商業を保護し、商都・松阪の基礎を築いた。
三井や三越という今の財閥も松阪が発祥だといい、市内には松阪商人の館や長谷川邸など、豪商の屋敷が残っている。
松阪商人の館のある旧伊勢街道には昭和を思わせる懐かしい商店が並び、こちらがこの記事の主題である。
私が生まれた家も商店街のすぐ近くだったが、引き戸にテントが懐かしい。
日差しが強くなるとハンドルを回してテントを伸ばすのだが、このテントはなぜか決まってツートンのような気がする。
建物自体はもしかすると昭和以前のものもあるようだ。
すでに昭和自体がレトロと言われるのかも知れないが、私は豪商の屋敷よりもこちらの方が気に入った。
大型店舗の出店で商店街が寂れていくなか健在なのは、やはり松阪商人の血を受け継いでいるからだろうか。いつまでも残ってほしい光景である。






