旅を楽しむ要素は何だろう?訪れた土地の光景、歴史、人とのふれあい…、たくさんあると思うが、食事も大きな楽しみに違いない。

 新聞広告に出ているパック旅行や宿泊だけのプランを利用するときもあるが、広告の写真と実際に出てくる料理のボリュームが違いがっかりすることもある。いいのもを食べたいなら、もっとお金を払ってくださいと言われてしまえばそれまでなのだが、やはり楽しみは半減である。

 私がいつも利用する系列のホテルではあまり心配がない。今回の宿泊地は富士河口湖町で、海辺に比べると素材がどうしても地味になりがちなのだが、そこは料理長のアイデアと腕で楽しませて頂いた。

 


 山の中ではあるが、もちろん造りは出てくる。


 私が一番興味を引いたのがこちらの「鮎の酒盗焼」である。

 


 下味の付けられた鮎を石板で表面だけ焼いて楽しんで下さいとのことだ。
 口に入れた瞬間下味の正体の想像はついたのだが、ウエイトレスに聞いてみると「いかのワタ」だそうだ。焼いて食べると身が少しパサつく鮎も、こうやって食べるともっちり食べごたえがあった。

 


 こちらは和牛のすき焼き鍋だが、卵の黄身ではなく「黄身おろし」につけて食べる。この土地の食べ方というよりは料理長のアイデアだと思う。

 


 小芋の東寺蒸し、とても柔らかく出汁の風味が口いっぱいに広がってとても美味しかった。


 今回は連泊なので明日の夕食は何を食べさせてもらえるのだろう、頂いたばかりなのにもう楽しみである。

 その前に次の日の朝食。朝から品数も内容も満足だ。