閑谷学校 ~形 | あるちゅう司法書士の思うまま

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アルコール依存症のどん底を経験、現在は司法書士として第4の人生を歩む。アルコール問題のほか旅行記、鉄ネタ、たわごと…
2018年5月より前の記事はアカウント移行後の不手際により写真が消えているものがあります。

 先月、福山出張のあと尾道に立ち寄ったのを記事にしましけれど、ふと思うと広島県は時々行くのに手前の岡山県は通過ばかり…

 思い立った時に行きましょう。

 国道2号線で県境を越えた備前市にある閑谷学校に来ました。

 



 山陽本線の吉永駅から車で10分ほどの文字通り閑かな谷にありました。
 敷地全体が高さと曲線が独特な石垣に囲まれています。



 塀の中には備前焼の瓦の建物が並びます。
 よくみると瓦の1枚1枚色合いが違うのがわかります。上薬を使わないので焼き具合でこのようになりますが、強度は素晴らしく閑谷学校の瓦は300年経過しても殆ど割れていないそうです。

 そのなかで最も有名なのが国宝の講堂です。

 



 閑谷学校は岡山藩主池田光政によって開設された日本最古[1の庶民学校で、ここに坐して儒教や論語を学んだといいます。

 儒学の祖、孔子の徳を称える聖廟。
 この日は見ることが出来ませんでしたが孔子像が安置されています。

 



 閑谷学校の創始者、池田光政を祀る閑谷神社。
 中には光正の座像が安置され、池田家の家紋を模ったアゲハ蝶が入った瓦が使われています。



 立派な建物ばかりでほとんどが重要文化財に指定されています。

 静かな谷に学びに集まる人の息遣いが聞こえるような素晴らしい場所です。