全身を包み込む優しい座り心地です。
秋田発の「こまち」と連結すると列車は滑るように盛岡を出発しました。
1000km以上も離れた遠いこの街にまた来ることがあるのでしょうか?今回の仕事と観光を振り返りながら感慨深い気持ちになります。
盛岡を出てすぐにアテンダントが座席までオーダーを聞きに来てくれました。
食事も勧めて頂きましたが少し時間が早いうえに、暑いなか盛岡を歩き喉が渇いています。
お茶と冷たいコーヒーを立て続けにお願いしました。
仕事で訪れた花巻市付近も10分ほどで通過。
座席がゆったりしているので車窓の景色もゆっくり流れて見えますがやはり速いです。
わずか40分で仙台に到着です。
食事が運ばれてくるのと同時に右手に行きは雲に隠れていた蔵王連峰が見えました。
このタイミングを見計らっていたのです。
和の軽食。沿線各地の味が詰まっています。
この「はやぶさ」は新函館北斗発です。ホッケ焼はまさに北海道の味の代表格ですね。
新白河駅を通過。
東北へ行くことを白河の関を越えるという言い方をしますが、列車は東京行きです。
ここで東北とお別れになります。
小山を通過して大宮が近づくころには陽がだいぶ傾いてきました。
定刻の19:04に夕暮れの東京駅に到着しました。盛岡からの快適な旅の終着です。
1列車に18席だけの特別な座席。
人気があるらしく旅を楽しむ熟年のご夫婦で満席でした。
乗車記録
2016/6/10 はやぶさ26号 10号車2C 盛岡→東京