夕方から東京へ向かうのは久しぶりです。

静岡の手前で安倍川を渡るころには夕暮れを迎えていました。
東京に到着後は、以前同じ法人で働いていた書士4人で食事。ほかの法人に移って仕事をしているひと、独立した人それぞれでした。
今回の目的は観光ではありません。翌日はとある高校へ。

6月に各地域会でこの活動をする書士に協力依頼が来まして、

私自身の勉強のためにもと思い手を挙げました。
法とか法律というとあまり身近ではないとか、〇か✖の世界みたいなイメージを持つ人が多いかもしれません。
一読するとおかしな条文であっても作られた目的があるし、条文そのものも読む人によってさまざまな解釈がある。3回シリーズの1回目はそこを感じてもらうための授業でした。
著作物なのでそのものをupできないのですが… 前半を紹介しますと、
ある日、村長が村を流れる川に1本だけかかる橋に「この橋馬は渡るべからず」と看板を立てました。
さて、馬はこの橋を渡れるか?牛は?子馬は?人は?
大抵、文面通りの解釈で、答えは馬と子馬は渡れないとなります。
つづいて、なぜ村長がこんな看板を立てたのだろうと村人が話し合います(村長は看板を立てたあと、すぐに亡くなってしまい理由を聞くことができません)。
馬は重くて橋が壊れるからではないか? 糞をして汚れるからではないか? 暴れて人が川に蹴り落されてしまうと大変だからではないか? いろんな意見が出ます。
ここで、生徒さんに同じ質問をします。
さて、馬はこの橋を渡れるか?牛は?子馬は?人は?
答えが変わる生徒、変わらない生徒が出てきます。そして、その理由を聞いてみるわけです。当然、正解も間違いもありません。こうして法律の世界に触れてもらいます。
生徒さんが自分の意見を書いているときに教室を回りながら、面白い意見を発掘していく役割を担当させてもらったのですが、面白かった意見を一例紹介すると、
村長は橋が壊れるのを防ぐために馬が渡るのを禁じた。と考えた生徒さんのうち
Aさん 牛…渡れない(馬と同じかそれ以上に重いから) 人…渡ることが出来る(馬みたいに重くないから)
Bさん 牛…Aさんと同じ 人…渡れない(人だって10人が同時に渡れば馬と同じぐらいの重さになるので橋が壊れる)
Bさんの人が渡れないとする理由は、私も思いつきませんでした。面白い。
どの生徒さんもとても積極的で素直。
京都では小学生を対象に行ったことはありますが、高校生対象は私は初めて。
そのさまざまな意見や視点に唸らされたとともに、ふだん話すことのない世代との会話も楽しむことができました。

帰りの新幹線では半端なく充たされた気持ち。いろんな活動に参加してみるもんだな。
そしてまた2回目、3回目で生徒さんたちと共にする時間が楽しみです。