某経営セミナーのプログラムにTeaching Assistantとして参加した。ファシリテーション研修のTAは初めてだったこともあり、最初は結構緊張。
参加者は40名を超えていた。それを8グループに分け、講師のSさんを5名のTAがサポートする形。これだけTAがおったら大丈夫かと思いきや、参加者はファシリテーションに触れるのが初めてという方々も結構いたみたいなのに、コンテンツは通常2日間かけてもよいものを実質3時間でやっつける超ハードな内容。
前半はSさんの講義、後半はTAがサポートしつつ、グループでファシリテーションスキルを使った会議の体験セッション。Sさんは笑いも交え場を盛り上げながら、キッチリ講義をまとめられた。突っ立って聴いてるだけで申し訳なかったが、勉強になる。
体験ワークは、①テーマ設定、②情報共有、③発散、④収束、⑤合意形成、それぞれのフェーズを20分間にわけて疑似会議を行ない、グループのメンバーが持ち回りでファシリテーションを体験する。15分間が体験で、残り5分間でメンバーおよびTAからのフィードバック。
実は、事前の打ち合わせはほとんどできてなかったのだが、事前にSさんからメールで「今回はファシリについてあまり知らない方々が多いと思われます。初めて経験することで、ファシリっていいな~、役に立ちそうだと思っていただけるのをゴールとしております。体験ワークの時のサポートや、振り返り時の勇気付けるコメント、時間がタイトなだけに、出来る限りファシリの楽しさや役立ち度をアピールしてください。」といった内容を送って頂いた。やっぱりゴールを共有するのは大事。このおかげで、ブレずにアシスタントができたと思う。
内容自体はファシリテーションスキルがフルコースで、初心者には消化不良になるリスクもあったのだけど、楽しんでもらう、少しでも役立つ学びを持ち帰ってもらうというゴール設定ができていたから、体験ワークも回ったと思う。
体験中は、ノウハウはこうだ、ああしろこうしろ、と口を挟むことは極力控え、メンバーがワークを楽しんでくれること。そしてフィードバックでもなるべくメンバー間で気付きの共有を促進することを意識し、僕はワンストライクワンボールの精神で、直せばもっとよくなるポイントをひとつ、次に伸ばすべき長所をアドバイスするよう心がけた。けなしてからホメるのがポイント。
僕がアドバイスしたポイントは、①ゴール設定と合意形成のプロセスはしっかり確認しておいた方がいい、②コントロールできてないと思うとテンパってしまうが、意外と場に委ねるとそこそこまわってくれる、③仕切ることに意識が行き過ぎると、周りはついて来ず面従腹背的になる、など。
実はこれらは、僕がファシリテーションのワークショップで、色々と痛い目にあって学んできたこと。それら内容を、TAの経験を通して受講者に伝えられて、恩返しができているような感覚が、すごくうれしかった。
ファシリは、極めようと思っても極めきれないほど奥が深いと思うけど、少しかじっただけでも、劇的な変化を体感できるのが醍醐味だと思う。伝わったかなぁ。。
その後、懇親会に参加したが、雰囲気は今までに体験したことがないほど、ファシリタティブ。30人近いスピーチをみんなちゃんと聞いているし、その後もすごく打ち解けた雰囲気だった。
宴席で同じグループだった方から、「すごく厳しい指摘をビシビシ頂きました」と言われた。かなりオブラートに包んだはずなんだけどぉと苦笑。しかし、そういった話を笑い飛ばすことが、打ち上げでは最高の肴になる。最高に楽しかった。