千里中央、僕がいつもお世話になっている先輩の自宅があり、「終電が早いんだよ!」というのを気の毒そうに御堂筋線までお見送りしたり、逆に「今日はタクシーで帰る!」と覚悟を決められているのをよそに、自分は終電でさっさと帰ったり。まさか自分が千里中央まで飲みに行くなど夢にも思っていなかった。


Life is good but not fair at all


今回はシャブシャブに舌鼓を打ちながらのワイン会ということで、はるばる会場まで行ったのだが、お店はカウンターのみで席ごとにシャブシャブの小さな鍋がある。鍋は大勢でつつくものという固定観念があった僕は、少々面食らったのだけど、すぐにこれは至って合理的なシステムだと気づく。

ここの大将はソムリエの資格を持っていて、ワインにもこだわりがある。ワインを味わいながら、マイペースで自分だけの鍋で自分だけの食材をシャブシャブとする。もちろん参加者との話も盛り上がるのだが、二重人格者のように、冷静にシャブシャブと適度な柔らかさに茹でた肉を頬張りながら、ワインとともに味わい尽くす自分がいる。至福の時はあっという間に過ぎていく。


Life is good but not fair at all

9月23日になんばのNMB劇場近くに開店したばかりだが、以前に宏亜楼という店の料理長が独立開業された店。僕は以前の店からのお気に入りだったけど、結論的にシンガポール料理が美味いというより、このシェフの腕が確かなのだと思う。いつ来てもうならされる味。

今日はHさんとの情報交換会に使った。まずはビールと皮つき豚肉のシューヨ。これはなかなか日本では食べれないと思うが、一度食べると病みつきになる、サクサクさとジューシーさ。


Life is good but not fair at all


その後紹興酒に切り替える。ボトル2,000円と結構良心的だが、料理がうまいので2人ではあっという間に足りなくなった。サラダ、エビ料理を頂いた後で、北京ダックを頂く。ここの北京ダックは皮というよりも結構肉厚もある。悪くは無かったけど、ここにはもっと美味しい料理があるかなと。〆は焼きそばを頂く。ここの焼きそばは種類も多いしどれも美味しいと思う。


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男2人で1万円弱とまぁまぁ行ってしまったが、本当は大勢で少しずつつまむのがベターだと思う。

Keane -  Strangeland



キーンの3rd アルバム"Perfect Symmetry" 以来4年ぶりの新作。といっても、2010年発売のEP "Night Train" も8曲入りでアルバムと言ってもいいくらいなので、そんなにごぶさた感はない。



このアルバムを手に取るまでは、「もうKeane は終わってしまうのか」という不安もあった。僕に限らずほとんどの人が、1stアルバムの"Hopes and Fears"を最高傑作に推すだろうけど、その後は2nd3rdと先細りのセールスが如実に表すように、明らかに行き詰りがあったと思う。



"Perfect Symmetry"のシングル曲"Spiralling" を聴いた時、チープなディスコサウンドの出来損ないのような音に愕然とした。アルバムごとに新しいアプローチを試みて、成長と成功を実現するアーティストも多い。彼らのチャレンジを頭ごなしに否定するのは悪いとは思うけど、この方向転換は、切なく美しいTom のヴォーカルやTim のキーボードといったKeane の良さを打ち消してしまったがために、まったく聴く意味がなくなったと感じた。マーケティングの題材にできるような、ポジショニングの失敗だったと思う。



さてこの4thアルバムの"Strangeland"、一聴した印象では、キャッチーな曲もなく地味に感じたのだが、聴きこむごとにいい味が出てくる。"Black Rain" の陰鬱で切ないメロディーラインは、すごくKeane らしくて好きだし、"Disconnected"は僕が今年聴いた曲の中でベストだと思う。ライブでもハイライトになるだろうなぁ。



"Strangeland"を順位付けしてしまえば、1st はもちろんのこと、2nd"Under the Iron Sea"の方が好きと言えてしまうけど、ライブのセットリストや、僕のiTuneのプレイリストを充実させてくれるほど佳曲も多く、クオリティの高いアルバムだと思う。








1 You Are Young


2 Silenced by the Night


3 Disconnected


4 Watch How You Go


5 Sovereign Light Café


6 On the Road


7 The Starting Line


8 Black Rain


9 Neon River


10 Day Will Come


11 In Your Own Time


12 Sea Fog




Life is good but not fair at all





堺筋本町の大阪産業創造館のすぐ近く。そこで実施したイベント後の懇親会に利用する。土曜日は予約客のみの営業みたいで、貸切状態。総勢十二名、話に花が咲きつつ楽しいひとときを過ごした。

料理は、飲み放題5千円のコースが、HPのクーポンで3千5百円になるとのこと。確かに食べごたえがあった、1人づつ3種盛りつけられた前菜の後は、フカヒレ入り蟹肉スープや、白身魚の冷菜(写真)、名物の餃子、サラダなどなど。



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最後は麻婆豆腐、チャーハン、黒胡麻団子と本当にお腹いっぱいになった。飲み放題も、生ビールや紹興酒が頂けて、十分モトが取れる内容。貸しきりだったこともあって、オーダーやテーブルサービスなど、テキパキやってもらえました。サンソウカンでのイベント後はここに決まりだな。。と大満足。

シックスハットはブレストなので活用されているが、今回はそのシックスハットを使って実際のファシリテーションに活かそうという野心的な試みだった。

このセッションで説明された各色の説明は以下のとおり。


ホワイト:中立、客観的で事実や数値、データ重視の発想

レッド:怒り、情熱、感情など思ったままの感情や情緒を大切にする

ブラック:生真面目で思慮深く、否定的マイナス面からの視点

イエロー:明るく積極的で肯定的プラス面からの視点

グリーン:創造性や新しい考え方、革新的な考え方

ブルー:プロセス全体を構成する視点


セッションの前半は、具体的な発言例をもとに、それらがどの色に属するかを考える内容だった。しかし、シックスハットは、その役になりきるという使い方はできても、人物や発言内容を分類するには向かないと感じた。この6つの分け方はMECE感に欠けるところがあるし、ホワイトとブラックなどを直感的に分類するのは難しく感じた。


後半のセッションでは、5人グループで事例をもとにディスカッションを行った。その際に数分おきに全員が各色の帽子の役割になるのだが、青→白→赤→黄→黒→緑→青 の順番で行った。


驚いたことにこの順番で行うと議論に広がりが出て、発散収束のプロセスが実現できた。感情的な発言は、議論の雰囲気を壊すし不要ではないかという意見もあったが、僕は場にそぐわないようなことでも、ぶっちゃけてしまうことで、頭が吹っ切れたというか議論への参加意欲が深まったと思った。


メリットを出す→デメリットを出す→代替案を出す→全体的に俯瞰して結論を出す、という順番は動かすべきではないと、ファシリテーターからの説明があったが、これは非常に納得できることだった。


シックスハットはプロセスの設計に応用できる面が多いと感じた。

また僕自身の学びとして大きかったのは、ロジックが立っていればメンバーの納得性が得られるということではないこと。自己開示をし何でも話せる雰囲気をつくるだけでなく、良い面、悪い面、代替案などを幅広く議論することが大事だということ。



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以前友人のブログで紹介されていて、泳ぎイカに目が釘付けに。それ以来恋焦がれていた店で、大学時代の先輩Mさんと、@6,000飲み放題付きの寅八コースを頂くことに。この店の看板である、泳ぎイカとかつおの藁焼きタタキが味わえるお得な内容。



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かつおはスゴイ肉厚で、これを塩につけて頂く。ポン酢が無かったので少し戸惑ったけど、確かに塩は脂がのった重厚な肉の旨みを引き立たせていてgoodだった。


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店に入るなり目に入る、入口の水槽で豪快に泳いでいる剣先イカを見てるだけで、否応なく唾液腺が緩み期待感を高めていたのだけど、透明なイカの刺身は期待に違わず、臭みもなく歯ごたえを楽しみながら頂けた。残ったゲソと耳は天ぷらにして頂く。もう少し大ぶりのイカが欲しかった。。と思いつつ、他の料理も美味しくお腹いっぱいになった。



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コースの内容は以下の通り。飲み放題も、ビールはプレモルで焼酎も晴耕雨読や中々などが頂けて、大変お得感があった。また、僕らのテーブルについた店員さんはさわやかな笑顔を振りまきながら接客してくれ、M先輩と懐かしい話に盛り上がりながらあっという間に幸せな時間は過ぎていった。

活きハモ湯引き梅肉添え

萩直送!泳ぎイカのお造り

イカの天ぷら又は塩焼

高知直送!かつおの藁焼きタタキ

高知産とこぶしとアスパラバター焼き

伝助穴子と三つ葉のかき揚げ

アボガドと長芋のサラダ

四万十ポーク炙り焼き

高知本山町田岡清さんヒノヒカリと天然真鯛のかまめし

自家製デザート

ファシリテーターに観察力が求められるのは当たり前かも知れない。場の空気を読むのはもちろん、メンバーの参加度とやる気、各メンバーの役割・キャラ・個性、時間管理はできているか、進捗管理はできているか、などなど。今回のように「観察」に特化してのトレーニングは、貴重な機会だったと思う。


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コミュニケーション・アローという手法を学んだ。やり方は、下の記入例のように、メンバー間のやり取りを、矢印を使って表す。発言を実線、アイコンタクトなどの非言語メッセージを点線で、F2Fのやり取りは個人同士を線で結ぶが1対多的なコミュニケーションは短い線で表す。その上で、余白に時間軸で気付き事項(e.g. 一同爆笑、○○さんが議題を確認、○○さんがxxさんへ目配せ、など)をメモする。



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実際の進め方は、6名x2グループが、交代で観察パートとディスカッションパートを行なう。フリーディスカッションしているグループを、観察グループはコミュニケーション・アローを作成しながら、気付き事項をメモし、終了後フィードバックを行なう。


評価軸は以下5つを用いた。

 1. グループへの参加の度合い(メンバーの意欲、集中度)

 2. メンバー間のコミュニケーション(傾聴、受容、本気度、発言者の偏り)

 3. リーダーシップ(場のコントロール、影響度のある言動)

 4. 目標(課題設定、到達度の共有)

 5. 時間管理と組織化(段取りや役割は決められているか)


 

僕が印象に残った点は、矢印を正確に書くことに集中するのではなく、会議全体の空気やメンバーの非言語的メッセージに気を配った方が良いこと。矢印はいい加減でも、結構傾向を出せると感じた。


今回はファシリテーターの集まりだったから、話し合いも民主的にフェアに段取りよく進んだ。特定の人が声を大きく仕切ったり、極端に発言しない人がいたり、時間にルーズで何も決まらない、なんてことはなく、指摘するような問題は少なかった。さすがである。


でも、実際の会議ではもっと問題点は顕在化するだろうし、そのまとめ方や指摘の仕方にも気を遣わないとダメだと思う。自分が会議に参加する時は、5つの評価軸が役立つだろうし、コンサルタントとして会議を評価する際は、コミュニケーション・アローは客観的証拠として有効だと感じた。