
SFファンにとって超弩級の重大事件!
人によってニュースの持つ重みはまちまちだろう。
私は今日は神保町に出かけ、その後丸善丸の内本店を覗き、最後に渋谷に立ち寄った。ふだんならブログに記してみたいことが山ほどあった。
だが、私にとって今日、いや、本年最大の出来事はこれだっ!
『伊藤典夫評論集成』遂に刊行!

アマゾンの紹介ページでは以下のように煽っているけれど……
1960年代より日本SF第一世代の最年少メンバーとして活躍、クラーク『2001年宇宙の旅』他ヴォネガット、ブラッドベリ、ディレイニーなどの名翻訳で知られる、海外SF翻訳・評論の第一人者:伊藤典夫、待望の初の著書にして決定版評論集成がついに刊行!
◎日本最大・最強のSF翻訳家・評論家伊藤典夫による百科全書的20世紀SFクロニクル
煽りが全然足りないっ! (^0^)
1412ページで、寸法が 7.2 x 14.8 x 21 cm の本書の重量は定かではないけれど、鈍器として振り回すには、たぶん不便このうえないことだろう。
ちなみに、本書の別冊附録(全集の月報的な投げ込み冊子)には、筒井康隆、水鏡子らのエッセイとともに、 安部公房の研究で知られ、新潮文庫の『(霊媒の話より)題未定』の解題を担当した加藤弘一の「ディレイニーとの交点ーー伊藤典夫氏と語る(オンラインマガジン〈ほら貝〉1997年5月25日」が収録されている。
本書の別冊附録をすぐには入手できないけれど、なんとかして読みたいなぁという方は、以下のサイトをご覧になってみてください。ただし、完全に同一内容か否かについては未確認です。
万が一にも物価高騰対策支援給付金なるものが三万円ぐらい振り込まれてきたとするなら、行き先はもう決まりだな……(^^;