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ありえざる伝説 (ハヤカワ文庫 FT 57)
Amazon(アマゾン)
621円
またまたKindle本のセール(直近価格の4割から5割程度の値引き)が行われているようなので、ハヤカワ文庫を中心に見ておきたい。
【注意:以下の価格情報は次の瞬間には新たなものに更新されているかもしれません!】
ウィリアム・ゴールディングは過去あちこちの出版社を転々としてきたけれど、『蠅の王』が『後継者』と並んでやっと早川書房に安住の地を見出したというところか。ついでに、彼とジョン・ウィンダム、マーヴィン・ピークの中編3作を集めた『ありえざる伝説』も復刊してもらえないかなぁ。そのうちのゴールディングの「特命使節」がかつて「SFマガジン」に訳載されたときは本当にびっくりしたものだった。
カズオ・イシグロについては、今回も『日の名残り』や『わたしたちが孤児だったころ』などの作品がセールにエントリーしているが、『特急二十世紀の夜といくつかの小さなブレークスルー』は、彼のノーベル文学賞受賞講演を書籍化したものだ。
ただ、アマゾンの『ブレークスルー』の商品ページには「原文と土屋政雄による日本語訳を収録した対訳版!」とあるものの、サンプル版を見るかぎりでは、電子版の具体的な紙面イメージが私にはわからなかった。(^^;
映像化で大きな話題となったマーガレット・アトウッドの『侍女の物語』の続編『誓願』も今回セール入りを果たしている。
2022年にノーベル文学賞を受賞したアニー・エルノーの2作品もセール入り!
ノーベル文学賞の受賞作家といえば、ジョン・スタインベックの『エデンの東』は、映画化作品の人気もあって、早川書房のかつてのドル箱作品のひとつだったと思うけれど、現在は土屋政雄による新訳版書籍がハヤカワepi文庫から刊行されている。これはいつごろ電子化されるんだろうか? (^^;