神保町のあちこちに異変が! | DVD放浪記

神保町のあちこちに異変が!

久しぶりに神保町にやって来た!
 
もちろん、本を買うつもりなどない! ただ、万一の事態に備えて駅前の銀行で現金を3000円ほど引き出していると、しっかり朝食を摂ってこなかったことを思い出した。ガス欠で倒れてしまうのが怖いので、交差点そばの神田達磨に寄ってたい焼きでも食べてからあたりを散策しようとしたら……(@@;
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
3月末で閉店していたとは! (T-T)
 
そして、自然科学系の古書の扱いで有名な明倫館書店にも異変が起こっていた……。
 
 
 
 
 
 
ふだんなら  こんな本が並んでいるのだけれど、ここの店頭でラブレーの『ガルガンチュワ/パンタグリュエル』全5冊揃いを見かけたのは初めてのことだ! 次はぜひとも、ちくま文庫版のセットをお願いしたいぞ‼
 
 
 
 
 
 
 
しかも、そのラブレーの横には英和辞典が積み重ねられていたのだ! あいだに挟まれた事典2冊は、明倫館がせめてもの意地を見せたということなのか……(^^;
 
 
 
 
 
 
余計なことに気をとられていたせいで、ここではうっかり200円の本を4冊も買い込むはめとなってしまった。イカン、いかん!
 
いっぽう、澤口書店では新手の呼び込みが行われていた。正面入り口前にくじを入れた段ボール箱を持った若い女の子がいて、私が店先の棚のそこここを覗いていると、「おひとついかがですか?」と声をかけてきた。これが中年男性だったら、手を振って無言で断ってしまうわけだが、私は「買ってもいないのにいいの?」とデレデレしながら1本引いてしまったのだ。(^^; 「あっ、5パーセント引きですね 
 
若い女の子を起用するという澤口の姑息な手口に私はまんまと引っかかってしまったのだ。ま、それでも、いちおうセールの棚を見ていくと、奥まったところに、いかにも今が旬の話題にぴったりのタイトルが目に飛び込んできた! 
 
 
 
 

 

 

考えてみれば、本選びも一種のギャンブルと言えなくもないか……私はこの本を読むべきか? いやいや当然パスだ!

 
そして、古書店が軒を並べるその先に田村書店が見えてくる。
 
 
 
 
 
 
その平台セールでは……なんと、あの作家の本が!
 
 
 
 
 
 
 
 
このあいだあれを読んだ私がここに彼の本を引き寄せてしまったとでもいうのだろうか? 私はなんかヘンなものに取り憑かれてしまったのか? (^^;
しかし、私は明鏡止水の心境でそれらの本をスルーし、近くにあった、磯部佑一郎『アメリカ新聞物語』(ジャパンタイムズ社 1971年刊)を拾って急ぎ店をあとにした。資料も含めると400ページほどの大判ハードカバーで、読み物としてけっこう面白そうな内容だ。カバーはなく、美本とは言いがたいけれど、背割れもなく、100円。これで文句を言ったらバチが当たるだろう。(^^;

 

 

 

 
 
ここまで来るとさすがに空腹に勝てなくなり、キッチン南海の列に並び、40分近く待った末にようやくチキンカツしょうが焼きライスにありつく。もちろん、「ライスは半分で!」
 
 
 
 
 
 
ひと息ついて店を出ると、やっぱり向かいにある羊頭書房を覗かないわけにはいかない。でも……いやあぁ、寄らなきゃよかった! 3冊で2100円の出費となってしまった (T-T)
 
 
そうして神保町交差点に戻ってくると、そこには新規に出店した PASSAGE 3号店の SOLIDA が! 細かく区切られた本棚スペースを月極めで借りて、そこへ自分が所有する本を持ち込んで、自由に売ってくださいという趣向。1度でいいから古本屋の店主気分を味わってみたい人にはまたとない企画だけれど、私のようなド素人が安易に申し込んでも採算ベースに乗せるのはまず無理だろう。でも、1度だけやってみたいのだけれど……(^^;