山崎貴監督の英語スピーチ(第96回アカデミー賞授賞式) | DVD放浪記

山崎貴監督の英語スピーチ(第96回アカデミー賞授賞式)

本来なら、公開処刑場の話題がまだまだ続くのだけれど、早めに済ませておきたいことをまず片づけておきたい。

 

 

 

 

第96アカデミー賞の視覚効果部門で「ゴジラ-1.0」が受賞したことはまことにもってめでたい限りである。

久しぶりに映画館で観た映画だった

 

 

ただひとつ残念だったのは、授賞式の場での山崎貴監督の “スピーチ” である。私自身英語がダメダメなくせに他人のスピーチの出来にケチをつけるのもなんだけれど、さすがにあれはチョッと……(^^;

 

 

 

 

 

 

あの場面を振り返った山崎監督のコメントがあるけれど、たしかにあの場の笑いには嘲笑するような感じはなかったように思う。聴衆は、監督が受賞に驚いてマジにあわてふためいたのだと受け取ったのかもしれない。だとしたら、あの不手際は “ケガの功名” だったと言えるのかもしれない。

 

 

 世界中が注目する授賞式の壇上でのスピーチ。山崎監督は「めちゃめちゃ温かかったですね。僕の非常に拙い英語のスピーチを皆さん『頑張れ』っていう顔で見てくださってて。その空気がビシバシ伝わってきてましたし、皆さんが温かく見守ってくれてるという空気が本当に心地よくて」と感謝。

 

 

とはいえ、いつもいつもアレではやはりまずかろう。(^^; 通訳を介する訳にいかない場面は今後とも出てくるのだから。関係者は気をつけてほしいものだと思う。

 

 

 

 

 

なぜそんなことをネチネチ言うのかというと、以前にたったひとりで同じ壇上に立ち、もしかしたら山崎監督以上に拙い(と見せかけた?)英語で “Thank you.” を繰り返しながら、最後のひとことで聴衆を沸かせた若き監督がいたからである。以下のビデオの2分40秒ぐらいからをご覧いただきたい!

 

 

 

 

 

 

 

つみきのいえ 」(La Maison en Petits Cubes) で第81回アカデミー賞短編アニメ部門を受賞した加藤久仁生監督の受賞スピーチについては以前にも書いたことがある。

それって、いつの話だよ?

 

 

いつか機会があったら加藤監督に、あのスピーチが皆に通じるかどうか事前にジャック・ブラックに確認してみたのか、それとも完全にぶっつけ本番でやってのけたのか訊いてみたいものなのだが……(^^;