仕事納めの神保町 2023 | DVD放浪記

仕事納めの神保町 2023

実は、神保町には先週(13日)にも来ていたのだけれど、その日は明倫館書店が閉じていたので、今年の仕事納めとして再訪。

 

私は神保町では必ず寄る店がいくつかあるのだけれど、その動線上にある店のワゴンとか均一商品も覗くようにしている。今日はそれがアダとなって大雲堂書店で3冊(4000円)、一誠堂書店でもう3冊(330円)も買ってしまい、明倫館書店での2冊(900円)とあわせて早くも予算枠を使いきってしまった! 自分で個人用建設国債を発行するわけにもいかず、今年も年末ジャンボ宝くじの購入を断念せざるをえなくなった! (>_<)

 

 

 

 

それでも、キッチン南海でカレー+生卵+キャベツ(700円)で腹を満たしてから、澤口書店の某所で今日の収穫をパラパラ覗いていると、思わず顔がほころんできてしまう。 (^-^)

 

 

 

 

で、ふと気がつくと、女子大生風のふたり連れが私の座席の横にある自販機のところに来ていた。ドリンクを選んだふたりは、私の右3つ先にあるテーブルに席を占めると静かに話し始めた。私たち以外に客はいなかった。

 

同じゼミ、サークルの先輩後輩か、どういう人間関係なのかよくわからないのだけれど、一方が聞き手にまわって教えを乞うているようす。ときどき漏れ聞こえてくることばを拾っていくと、グローバリズム経済やら、アメリカ合衆国の各州の独自性の問題やら、話題は経済方面の多岐にわたっていた。

 

いままでこの喫茶コーナーで、そんな話題で静かに話し込む(若い)女性を見たことがなかった私は、一誠堂で手に入れた岩波ジュニア新書をあらためながら、ついつい聞き耳をたててしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつのまにか話題は、アメリカの経済指標のあれこれから株や証券取り引きにまで及んでいた。私が勝手に再構成すると、知り合いの “おじさま” から、「若い今なら何度でもやり直せるから、これも勉強だと思ってやってみたら?」と勧められた彼女は最近そちらの方にも手を伸ばしている。

 

「たとえば、楽天証券SBI証券のアプリを比較すると……」などと聞こえてくると、思わず、「あのぉ、ボクもお話うかがっていいですか?」なんて声をかけたくなってしまったものの、さすがにそこは自制して私はその場を離れた。

 

外はまだ明るかったけれど、私は早めに家路についた。