PayPay 初体験
Tポイントが1万以上貯まっていながら、私はそれを書店で利用できずに困っていた。渋谷のTSUTAYA書店は私好みの書店ではないし、渋谷駅から代官山の蔦屋書店まで歩くのはチトしんどい。そして、あの店もまた、見てくれこそ良さげだけれど、【私にとっては】理想の書店というわけではないのである。
率直に言って、Tポイントでアマゾンのギフト券を購入(→キンドル本を購入)できれば私的にはいちばんハッピーなのだが、Tポイントで直接そのギフト券を買うことは無理らしい。
ただ、PayPay を経由すればそれができそうな話を聞き及び、意を決してトライしてみると、(もはや、どういうプロセスを経てできたのか再現不能なのだけれど(^^;)なんとか PayPay ポイントへの変換には成功した。ところが、そこからアマゾンへたどり着くためには、マイナカードかパスポートが必要となるらしい。
パスポートなどはるか昔に期限切れとなっているし、マイナカードの交付などいつになることやら……うーん、なんか説明書きをどこかで完全に誤解していそうだが、とにかく、ここで頓挫してしまったのである。(^^;
もはやこれまでと考えた私は、キンドル本購入はあきらめ、フツーの新刊書店でこの PayPay ポイントを使うことにしたのだった。
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ところで、お子ちゃまジジイの私は、当然ながらデジタル音痴である。ガラケーしか持ってないので、スマホでキャッシュレス決済なんてできるわけがない。Suica とPASMO、そしてクレカなどでなんとか生活している身の上である。
では、スマホなしに書店店頭でどうすれば PayPay ポイントを使えるのか?
私はスマホ、たとえば、iPhone は持っていないけれど、iPod は持っていて、長らくこれを、電話できない “なんちゃって iPhone” として使ってきていたのだ。
そこで、PayPay アプリをダウンロードしてみると、確かにそこには変換済みのポイントが残高として計上されていた! \(^0^)/
ただ、いきなりポイントだけでキャッシュレス決済がほんとうに可能なのか疑心暗鬼でしばらく利用を躊躇していたのだった。ところが、iPod は既に生産が打ち切られ、最新OSへのバージョンアップの道は閉ざされている。私の iPod 内のアプリも次々に利用不能となってきた。PayPay アプリが使えなくなるのも時間の問題である。これ以上先延ばしはできないと覚悟を決め、丸善丸の内本店に出向いたのがこの18日だったのである。
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と、丸善にやっては来たものの、ふだんから現金は1000円ぐらいしか持ち歩かず、100円、200円の古本で大騒ぎしている私には、この降って湧いたようなアブク銭で何を買えばいいのかさっぱり見当もつかない。(> <)
洋書コミックも気になるけれど、丸善プライス本は避けたい。ここはやはり、ふだんは買えない紙の和書の新刊書を……と眺めても、あれかこれかと目移りしていたずらに時が過ぎてゆくばかりである。
なら、いっそのこと、コペルニクスの『完訳 天球回転論』を室内インテリアとして購入しては……
……とアホなことも考えたけれど、さすがにそれにはとても足りない額である。結局約1万円を賢く使いきれず、私は中途半端な買い物をしてしまった。 現在の残高は3357円!
これがTVドラマならこう叱責されるんだろうなぁ。(^^;