古本市で東洋文庫の新本を買う? | DVD放浪記

古本市で東洋文庫の新本を買う?

3月31日のこと。前日で地元の “プチ古本市” は終了していて、例の書店前のワゴンには、ジャニーズ関連のグッズ、CDDVDが並んでいた!

 

神保町とは縁遠い生活が続いていたけれど、この地元の “プチ古本市” のおかげで、しばらくは日々新たな出会いに恵まれてきていた。
 
 
 
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なかでも価格の点でビックリしたのは、東洋文庫の『日本医学史綱要2』が500円で売られていたこと。2011年に復刊されたもので、外函はもちろん、本体も無傷で完全な新本状態。なにしろ、あのハードカバーに開き癖がまったくないのだ! 神保町の明倫館書店のワゴンではとても……いやいや、大型書店の売り場でだってめったにお目にかかれないような代物である。(^^; いったいどういう経緯で古書店にたどり着いたんだろう?

 

「それで、1はどうするんだ?」という疑問はごもっともだけれど、よしながふみ『大奥』がらみで私が知りたかったことについては、どうやら第2巻で用が済みそうである。 (^^;

 

 

 

 

 

そして、『旗本夫人が見た江戸のたそがれ』『日本医学史綱要2』に手が伸びるなら、服部之総『黒船前後・志士と経済』(税込300円)をスルーするわけにはいかない。

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに、東洋文庫の『日本医学史綱要』は現在2冊ともKindle版で入手可能となっている。まあ、本棚に並ぶ東洋文庫の欠本部分を電子書籍で埋める気にはなれない人が多いだろう。私だってそうだ。東洋文庫なんて、ほとんど持っていないけれど……(^^;


 

 

 

 

 

さらに言うなら、『黒船前後・志士と経済』にだって電子書籍があるのだ! ただし、岩波文庫の電子書籍版ではない。たぶん、青空文庫で個々に拾っていくこともできるのだろう……。

 

 

 

 

 

 

 

現在販売されている古本の原本が、いつのまにか電子書籍で復活しているケースが増えてきている。古書の価格は依然として古書店主が決めればいいことだけれど、読む側にとって電子書籍の存在が無視できない時代となっていることは間違いないと思う。