温故知新 | DVD放浪記

温故知新

久しぶりに神保町を訪れる。

 

岩波文庫の復刊本をいくつか見ておこうと思ってのことだが、神保町の交差点に来てからやっと三省堂書店の仮店舗が遠くに置かれてしまっていたことを思い出した。(^^;

 

ということで、東京堂書店を覗くと、レジ前に並ぶ人の列がいつもより長い! やっぱり、“三省堂効果” とでもいうべきか。平台に並ぶ岩波文庫を見て、最近になってアンデルセン『即興詩人』の旧版(日本文学扱い)が増刷されていた理由を遅まきながら知った。

 

 

アンデルセン 即興詩人(上) (岩波文庫)

 

 

今年は森鴎外の没後100年にあたるのであった!

 

しかし、いま鴎外の作品を組織的に再版・増刷しているのはほぼ岩波文庫のみではないだろうか? う~んと私ごときが唸ってみせてもなんの意味もないのだが……(^^;

 

 

お久しぶりの明倫館書店では、ワゴンに収穫はなく、路面に直に置かれた段ボール箱の中から、新潮文庫と岩波新書を1冊ずつ拾う(各100円)。前者は佐藤文隆海部宣男共著の『星と宇宙の科学』。1985年の本が今さら何の役に立つのか? ハイハイ、そーゆー人はパスすればいいだけのことです。 (^0^)

 

 

 

星と宇宙の科学 (新潮文庫 さ 16-1)

 

 

 

後者の『生命の起源と生化学』はもっと古く、オパーリンが日本生化学会の招きを受けて1955年来日した際に行われた講演・討論等を収録したもの。今さらそんな昔の本を読んでどーすんの? いやぁ、どーもしませんよ! (^^;

 

 

 

生命の起源と生化学 (岩波新書 青版 231)