使えない電話番号を案内するアマゾン | DVD放浪記

使えない電話番号を案内するアマゾン

またまたアマゾンの顧客対応ネタである。(^^;

 

 

アマゾンは独自開発の2種類のタブレット、kindleFIRE を提供している。kindle は、もっぱら白黒二値データ(白地に活字など)の表示に特化した電子書籍専用リーダーで、FIRE は、動画再生とか、カラーやなめらかなグラデーション表示が要求されるコンテンツの表示に向いた(一般的な意味での)タブレットである。

 

だから、同じ電子書籍(キンドル本)といっても、旧来の活字主体の文庫本的なものなら kindle が読みやすいけれど、コミックとか写真集的なものは FIRE でないと楽しめない。だから、下級市民の私も、身分不相応にも両機種を所有するアマゾン貧民と成り果てているわけである。

 

ふだんは、FIRE をメインに使っているが、今日は kindle 上で「ほしいものリスト」を眺めているうち(画面を下にスクロール中)に、うっかり購入ボタンを押してしまったらしい! まだ購入時期ではない本だったので、私はあわてて購入キャンセル用のボタンを押した。FIRE であれば、当然間に合うタイミングだったのだが、kindle では時すでに遅かったらしく、「お客様が購入した商品はキャンセルできませんでした」のメッセージが表示された。

 

 


 

しかたなく、画面で促された電話番号(0120-)にコンタクトすると、現在この電話での対応を行っていないので、別途ウェブ上からのコンタクトを願う旨の機械音声が流れてきた! だったら、このポップアップ画面上にそう書けよと思うのは私だけだろうか? 

 

おそらくは、この電話番号への問い合わせを促すメッセージが、amazon.co.jp サイト内の至るところに散りばめられていて、その個々の画面を修正する手間を省きたかったので、電話してきた顧客への機械音声で対応したつもりなのだろうと私などは妄想をたくましくしている。

 

システム部の貴重な man-hour を割くより顧客に二度手間をかけさせる、実にアマゾンらしい問題解決法である。いや、これは日本の企業でも同じことをするか……(^^;

 

その電話の機械音声の指示に従い、あらためて、愛すべきアマゾンのカスタマーサービス部にコンタクトしてキャンセル処理をしてもらった後に、私はどうしても文句を言わずにはいられなかった。どうして、最初のポップアップ画面で正しい問い合わせ方法を案内しないのか⁉

 

さすが教育の行き届いたアマゾンのカスタマーサービス! 意向はよくわかったので、担当部署に伝えますといった趣旨の回答だった。その後、以下のようなメールが送られてきた。いつもなら、●●(対応者名)に続く「ご利用ありがとうございました。」の後に、ごちょごちょ文面が続くのだけれど、今回のものには何もなかった。

 

 

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