年始め 洋書そるど市 2022 ⑤
今日もしっかりお勤めしてまいりました!
現場到着15時15分。
私が見てきた(時間帯の)なかではいちばん人出が多かった。赤ちゃん連れの一家もあれば、老夫婦と思われるふたり連れもあるけれど、心なしか、若者の姿は少なかったように思う。
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Who Was...? シリーズには依然として大きな動きが見られないようだ。
ただ、延々と並ぶペーパーバックの箱は全体に見やすく手に取りやすくなってきている つまり、そこそこ売れたということらしい 。
私がもっとずっと若かったら、サリンジャーの『フラニーとズーイ』とか、カーソン・マッカラーズの『結婚式のメンバー』をカゴに放り込み、あるいは、児童文学なら、ニューベリー賞を受賞していながら、国内ではあまり見かけることのない、キャサリン・パターソンの『テラビシア にかける橋』の原書を見つけて大喜びしていたはずなのだが、月日は流れた!
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一般読者向けの大型本もそれなりに若干の補充があったようだけれど、たとえば、過去に、紀伊國屋書店新宿南店での洋書バーゲンにみられたような熱気は感じられない。まあ、あれはフロアの大きさが段違いに広かったから単純に比較はできないか。
そんななかで、オヤと目を引いたのが、Alphabet ならぬ ALPHABLOCK の小山!
これは、4ページ単位でひとつのアルファベット文字を紹介していく小型絵本(全ページ厚手の紙)なのだけれど、真ん中のページが、たとえば Q なら、Qの字の形に切り出されていて Q is for... の次のページをめくると Queen が登場する趣向となっている! 指でアルファベットの輪郭をなぞることもできるわけで、けっこうインパクトのある企画商品だと思う。話のタネに私もひとつ……と思ったのだけれど、550円ではなかったのでパス! (^^;
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この日、私にとってのいちばんの収穫は、岡崎京子の “pink” の英語版(Virtical 社刊)だった。NIPPAN IPS 扱いで税込550円だったけれど、現在流通しているオリジナルの紙の書籍や、そのKindle版よりも安いというのはなんとも不思議な感じがする。まあ、それを言うなら、村上春樹の本など、ここで揃えるほうが、文庫本で買うよりよっぽど安くすむわけなのだが……(^^;
ちなみに、私が見たときにはもう残り1冊だけになっていた。
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時計がわりに使っている IPod TOUCH が途中でバッテリー切れとなり、いろいろ書影を撮影できなかったのが残念!
出るときに、店員さんに時刻を尋ねると、16:45分とのことだった。駅へ向かう途中でふと空を見上げるときれいな半月だった。


