今日は9時過ぎに現地到着。丸善丸の内本店が入っている建物の外壁も東側から陽の光を浴びていた。
4階の会場はかなりの人出でにぎわっていた!
それぞれが、床に直に置いたカゴに次々とペーパーバックを入れていく。テーブル下に置かれている補充用の本が詰まった段ボール箱の中身を物色する人も多い。
開店早々にこの状況なら、昼にかけて多くの人でごった返すことになるだろう……
……なあんてことにはならなかった! (^^;
画像にあるように、昨日よりはマシだけれど、外国人の年配客が数名、児童英語教師かとおぼしき(と勝手に決めつける)中年女性、洋書好きの女子大生と思われるような人々がのんびりと箱の中身をあらためていた。私が会場を後にする11時頃まで大した変化はなかった。
また、期待していたミステリー、サスペンスものの大量補充もなかった! ストレートなSF本も皆無に近かったのではないかと思う(まあ、
ラングルの
『五次元世界の冒険』や
ゴールディングの
『蠅の王』をSFに含めなければ……)。
とはいえ、美術、デザイン方面の本や、人文関係の難しげな本や、砂を噛むように楽しそうな理工系の専門書群を歓迎する人はいるのだろう。たぶん。(^^; 子ども向けの絵本なども用意されていて、いちおう全方位対応の体裁は整えたというところか。ただし、英語辞書はほとんどないといっていいだろう。国産コミックの英訳本や、Lonely Planet の各国(都市も含む)ガイドのほとんどはシュリンクラップされた状態で出品されている。
ざっと見たところ、大半の本には、 Miyoshi(古くからペンギン・ブックスの卸しを担当する三善)のシールが、そして中央のテーブルの一方に集められた人文系、理工系には丸善扱いのシールが貼られていた。
価格帯は既に記したように、一般的なペーパーバックはほぼ500円(たまに800円以上)でそれに10%の税が加算される。ハードカバーは1000円以上からとなっているようだ。丸善扱いの本はもちろん丸善プライスである。
ただし、そるど市プライスが本当にお値打ち価格かどうかはケース・バイ・ケースとなるだろう。
Brian Cox とJeff Forshaw の共著 Universal: A Guide to the Cosmos のがっつりしたハードカバーが1500円だったけれど、Kindle本では565円なので私はパス!
いっぽう、
Thibault Damour & Mathieu Burniat の
Mysteries of the Quantum Universe には Kindle本もあるけれど、大判ハードカバーの体裁が気に入ってしまったので、1500円でお買い上げとなってしまった。(^^;
率直にいって、これまで(土曜日午前中)のところ、私にとっては低調な催し物と言わざるをえないのだけれど、それを救ってくれたのは、日本のコミック(アニメのコミカライズを含む)の英語版の存在だった。
私はマニアとはほど遠い、平凡なマンガ読者だけれど、教科書的な内容とは異なる、メリハリのきいた感情表現の英語などにひきつけられるし、きわめて日本的な事象を英語でどう説明できるのかという点にも興味があるからだ。
でも、欲しいものはあらかた入手してしまったいま、
「ほんとうにこれっきりなのか?」という疑問が残るわけだが、まさか、今回それを見届けようと考えているんじゃないだろうな? 》
ワ・タ・シ (^^;