検査日は13日の金曜日! | DVD放浪記

検査日は13日の金曜日!

昨日は13日の金曜日。お日柄もよく、泌尿器科の検査の日だった。 (^^; 退院翌日の4日の検査で腫瘍マーカーが激上がりしてしまったため、急遽MRI検査を行うことになったわけである。急遽というわりには、ずいぶんと間延びしているが、それだけの過密スケジュールなわけだ。もちろん、上級市民用には別スケジュールがあるんだろうけれど。

 

午後3時に病院入りして採血・採尿を済ませ、コンビニでアイスクリームを買って、隣接するロビーで食べながら、サマヴィルの『科学とはなにか』を読み始める。検査は6時からで、4時以降は食事はもちろん、水分もとってはいけないことになっている。

 

 

 

5時を過ぎるとなんとなくソワソワしてきて、画像診断の受付で手続きを済ませて科内の長椅子で順番を待つことにした。ラッキーなことに、団子状態のはずのリストに空きが生じたらしく私の順番が繰り上がることになった。

 

 

 

以前は、映画「大脱走」で地中にトンネルを掘り進むチャールズ・ブロンソンもこんな気分だったのかなと思いながら器械の中に吸い込まれていったわけだけれど、さすがに何度もやって慣れてきたので、今回は防音用のプロテクターを耳に装着してからはずっと目を閉じたままでやり過ごした。どうでもいいことだけど、なぜかスタッフは美女ばかり! (^^;

 

医療処置などによって体を傷つけたり、強く刺激したりすることを「侵襲」と呼ぶらしいが、入院中に膀胱側から尿管にステント留置を試みたり、尿をわき腹から外部の袋に貯めるような「腎ろう」処理もそれにあたる。そうした「侵襲」が刺激となって腫瘍マーカーが一時的に上がることもあるので、今回もそうした一過性の現象であってほしいものだが、血液検査と併せて結果を待つしかない。

 

 

今日14日も気晴らしに神保町へ出る。

 

先週買いそびれたというか、2000円までという枠を決めていたので見送っていた本が3冊とも奇跡的に明倫館書店のワゴンに残っていた。これは古本の神様の思し召しに違いないので拾っておく(3冊で1000円)。

 

澤口書店では、友朋堂文庫という聞いたことのない全集本が固まって均一棚に置かれていた。『繪本西遊記』といった面白そうなものもあったのだけれど、あれもこれもというわけにはいかない。迷った末に、本文550ページに及ぶ『平賀源内集 全』1冊(400円)を選び出す。大正四年に刊行されたもので、奥付にはなぜか「非賣品」と記されていた。◆ 繪本西遊記 - 国立国会図書館デジタルコレクション 

 

本書には平賀源内の述作中最も人口に膾炙せる「風來六々部集」「根南志草」「風流志道軒傳」「そしり草」「神靈矢口渡」の五篇を収めたり。

 

に始まる校訂者塚本哲三の緒言が面白いのだが、これはいつか紹介してみたいと思う。