いやあ、くたびれたぁ! | DVD放浪記

いやあ、くたびれたぁ!

昨日22日(水)のことから始めよう。 (^^;

 

午前中に歯科診療。予約された日時なので "不要不急" の外出ではない。

めでたく(上顎の歯ぬけ部分を補う)部分義歯ができあがっていたが、経験上そのままでパーフェクトというわけにはいかない。やはりかなりきつめである。それをY先生は、微調整を繰り返しながらベストに近い状態に持っていく。もちろん、ただ穴に埋まればオッケーというわけではなく、下の歯との噛み合わせも大切だ。「かちかち噛んでみてください」と言われて色紙を何度も噛むと、上下の歯のあたりの強い(突出)部分に色紙の色素が付着する。そこを削るなどしてさらに調整が行われていくわけだが、それが専門とはいえ、やはり神業に思えてならない。

 

例によって、ブースの入り口には(密を避けて)見学の学生が3人ほどたむろしていて、私の治療が終わると、「先生、ありがとうございました〜」と去っていったのだが、研磨作業中の先生の手もとは入り口付近からは見えない。患者(私)の光り輝く頭頂部だけ見て何の勉強になったのかは不明だ。学生たちがいなくなってから、「万引き対策用に書店内に設置されている鏡みたいなものを利用して、学生たちにも患者の口もとがわかるようにしたらどうですか。あるいは、先生のメガネにカメラをつけて、リアルタイムか事後に見られるようにしてみるとか」と実に建設的な提案してみる。「カメラは一部の先生が試みてるようなんだけど……」「流行のユーチューバーになっちゃうかもしれませんね」「公開すると個人情報漏洩だけどね」

 

というわけで、義歯はまずまずの状態となり、装着と取り外しを何度か試してから、では1週間ほど様子をみましょうという次第となる。

 

 

"不要不急" ではないとはいいがたいが、神保町の古本街まで足を延ばしてしまう。これはもう動物的本能というべきなのかもしれない。 (^^; 

 

雨降りを予期してか、明倫館書店のワゴンはビニールシートに覆わてしまっていた。道沿いの各古書店の均一本コーナーも生彩を欠き、今日こそ何も買わずに済むかと思われたその時、田村書店前の段ボール箱の中に、ハヤカワのポケミスの山を発見! 内容を検分していると、横から私と同年輩と思われる男性が、ブラウン神父もの2冊を抜いていく。私はポケミス収集の趣味はないのだけれど、ウールリッチの『黒衣の花嫁』(通巻番号:103 解説はもちろん江戸川乱歩)、そしてクリスティーの『そして誰もいなくなった』を購入(各100円)。後者の購入を疑問に思う方がいるだろうが、ま、これはこれでそれなりの理由があるのだと言っておこう。 (^^;

 

 

黒衣の花嫁

 

そして誰もいなくなった

 

 

 

それから、新たな場所に開設された、新生「キッチン南海」を訪れるが、店内に関係者の人の動きは見られるものの、営業開始には至っていないもよう。ま、逃げはしないだろうから、ゆっくり待てばいいか。ということで、神保町からは撤収する。

 

 

この日のメイン作業に取りかかる前に、豆乳野菜ジュースカロリーメイト1箱で朝食としてから何も食べていなかったことを思い出し、松屋でごろごろバターチキンカレー定食を流し込む。

 

それからA地点に赴き、本を選び出してからそれをB地点へ移動して収納する。もちろん大部分は電車だが、駅までと駅からは徒歩である。実は、A地点の最寄り駅で下車したときは、土砂降り状態だったのだけれど、ほどなくして雨は止んでくれた。本で満杯の袋を下げてB地点へと向かったわけだが、雨だけは勘弁してほしいよなと足早に歩いていくとなんとか目的地までもってくれた。これは本の神様ではなく、天気の神様のおかげということになるのかな、無宗教のはずなのに、実にいいかげんな わ・た・し。 (^^;

 

 

そのB地点までたどり着くと、汗がとめどなく吹き出し、しばらく座り込んでペットボトルの水を半分ほど飲み干す。熱中症か、それとも体調不良のせいかよくわからないが、しばらくしてから本の収納作業を始める。

 

この日の作業を終えてひとつ先の駅まで歩くと、すっかりくたびれてしまい、オリジン弁当店内で夕食を取る……といった次第で、この日寝床に倒れ込むと、そのまま眠ってしまい、起きたのは今日23日の朝4時頃だった。

 

 

 

 

今日23日は、朝一で水道局に出向くが、祝日だから当然お休み! 毎日が日曜日状態だと、祝祭日の把握がいいかげんになってしまっていけない。

 

次に大家さん宅で諸々相談。これも事前に日時を約束していたもの。

 

そして、今日もA地点からB地点へのひとり搬送作業。これは毎日やらねばならないのだ。小池都知事がなんと言おうと! (^^;

 

今日の搬送作業で、大森荘蔵がらみの小ネタを発見したのだが、それについてはまた日を改めて。

 

 

 

 

しばらく価格動向を静観していた Who Was Norman Rockwell? は、とうぶん150円にはならずと判断し、274円で購入。

 

 

 

ここで恥を忍んで書いておくと、「2001年宇宙の旅」の宣伝パンフ等で、あの巨大宇宙ステーションから、パンナムのシャトル機が発進していく光景を描いた人物をノーマン・ロックウェルと勘違いしていた時期が(たぶん数ヶ月のあいだ)私にはあった。 (^^;  アポロ計画に携わった人々がそろって、左方向の空を見上げている横顔(たぶん「週刊朝日」あたりのアポロ特集記事関連で?)がかなりリアルなタッチだったので勝手に誤解してしまったのだが、これらは、まったく別のイラストレーター、ロバート・マッコールの手によるものだった。マッコールは当時、NASAのプロジェクトのイラストを手がけたりしていて、それらをまとめた画集が洋書店に平積みされていたものだった。しかし、ひとときにせよ、ノーマン・ロックウェルと誤解するとは、ああ、恥ずかしい……(^^;