シャーマとサイアマとシアマ
ベネディクト・カンバーバッチ ホーキング [DVD]/ベネディクト・カンバーバッチ,マイケル・ブランドン,ピーター・ファース

¥4,104
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先日の「ベネディクト・カンバーバッチ ホーキング」(つくづく情けなくなるタイトルだ!)では、天体物理学の大御所フレッド・ホイルのご機嫌を損ねてしまったホーキングに奮起を促す指導教授としてデニス・シアマ(Dennis Sciama)なる人物が登場する。
DVDの日本語字幕では、彼の名前は「シャーマ」と表記されているが、竹内薫の『ホーキング 虚時間の宇宙―宇宙の特異点をめぐって』の中では「サイアマ」と記されている。ちなみに少し前に出た『ホーキング、自らを語る』(翻訳を担当したのは池 央耿で、佐藤勝彦が監修)の中でも「シャーマ」だ。
ホーキング 虚時間の宇宙―宇宙の特異点をめぐって (ブルーバックス)/竹内 薫

¥950
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ホーキング、自らを語る/スティーヴン・ホーキング

¥1,512
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字幕表記の「シャーマ」は、ドラマの中での発音をそのまま書き起こしたというところだろうか。まあ、竹内氏の海外の知人の中には「サイアマ」と発音する人もいるのかもしれないが、なんといっても、BBC放送制作の番組の中での発音だからなあ。(^^)
では、「シアマ」はどこから出てくるのか? 単純な話で、過去翻訳されている2冊では、著者名が「シアマ」と表記されているからだ(実際の発音からもそれほど逸脱はしていないと思う)。
その昔、河出書房から “現代の科学シリーズ” という叢書が刊行されており、その1冊として『一般相対性理論―その物理的意味』が、また、しばらく後に、ダイヤモンド社から『相対性・重力・宇宙』が翻訳されている。後者を訳したのは、後にあの『ホーキング、宇宙を語る―ビッグバンからブラックホールまで』を担当する林一である。
このテレビ映画、カンバーバッチさま主演の娯楽作品とはいえ、基本的にはセミ・ドキュメンタリーといっていいつくりになっているので、ここはやはり先行訳書の著者名表記との整合性を取っておくべきかなと思います。ハイ。
ホーキング、宇宙を語る―ビッグバンからブラックホールまで (ハヤカワ文庫NF)/スティーヴン・W. ホーキング

¥799
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※ ※ ※
ところで、その河出書房の “現代の科学シリーズ” は私にとっても懐かしいものがある。アイザック・アシモフの『化学の歴史 : プロメテから原子力まで』が第3巻目に登場していたということもあるのだが、それ以上に、このシリーズで、アーサー・ケストラーの『ヨハネス・ケプラー:近代宇宙観の夜明け』と出会えたからである(どちらもその後、ちくま学芸文庫から再刊されている)。
◆『ヨハネス・ケプラー:近代宇宙観の夜明け』?
化学の歴史 (ちくま学芸文庫)/アイザック・アシモフ

¥1,512
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ヨハネス・ケプラー―近代宇宙観の夜明け (ちくま学芸文庫)/アーサー ケストラー

¥1,620
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先日の「ベネディクト・カンバーバッチ ホーキング」(つくづく情けなくなるタイトルだ!)では、天体物理学の大御所フレッド・ホイルのご機嫌を損ねてしまったホーキングに奮起を促す指導教授としてデニス・シアマ(Dennis Sciama)なる人物が登場する。
DVDの日本語字幕では、彼の名前は「シャーマ」と表記されているが、竹内薫の『ホーキング 虚時間の宇宙―宇宙の特異点をめぐって』の中では「サイアマ」と記されている。ちなみに少し前に出た『ホーキング、自らを語る』(翻訳を担当したのは池 央耿で、佐藤勝彦が監修)の中でも「シャーマ」だ。
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では、「シアマ」はどこから出てくるのか? 単純な話で、過去翻訳されている2冊では、著者名が「シアマ」と表記されているからだ(実際の発音からもそれほど逸脱はしていないと思う)。
その昔、河出書房から “現代の科学シリーズ” という叢書が刊行されており、その1冊として『一般相対性理論―その物理的意味』が、また、しばらく後に、ダイヤモンド社から『相対性・重力・宇宙』が翻訳されている。後者を訳したのは、後にあの『ホーキング、宇宙を語る―ビッグバンからブラックホールまで』を担当する林一である。
このテレビ映画、カンバーバッチさま主演の娯楽作品とはいえ、基本的にはセミ・ドキュメンタリーといっていいつくりになっているので、ここはやはり先行訳書の著者名表記との整合性を取っておくべきかなと思います。ハイ。
ホーキング、宇宙を語る―ビッグバンからブラックホールまで (ハヤカワ文庫NF)/スティーヴン・W. ホーキング

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ところで、その河出書房の “現代の科学シリーズ” は私にとっても懐かしいものがある。アイザック・アシモフの『化学の歴史 : プロメテから原子力まで』が第3巻目に登場していたということもあるのだが、それ以上に、このシリーズで、アーサー・ケストラーの『ヨハネス・ケプラー:近代宇宙観の夜明け』と出会えたからである(どちらもその後、ちくま学芸文庫から再刊されている)。
◆『ヨハネス・ケプラー:近代宇宙観の夜明け』?
化学の歴史 (ちくま学芸文庫)/アイザック・アシモフ

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ヨハネス・ケプラー―近代宇宙観の夜明け (ちくま学芸文庫)/アーサー ケストラー

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