青木玲子の「放浪記」2000回
- 森光子が主演する「放浪記」の上演回数が2000回を超えた。そのせいか、「放浪記」、「DVD」をキーワードにしてネットを検索した結果、このブログにやってこられた方もいらっしゃったようで、誠にお気の毒なことではある。
それはさておき、森光子とともに「放浪記」に2000回出演した女優がいたことを5月29日(金)の日経新聞で知った。
その女優、青木玲子は、菊田一夫が創設した劇団「東宝現代劇」の一期生で、1957年24歳で初舞台を踏み、林扶美子の生涯を描いた「放浪記」が1961年に初演されたときは、行商人一家の母親役で(その時の子役が中山千夏!)、1971年の再演以降は、村野やす子役を演じて今日に至っているという。
4年前の芸術座さよなら公演で「放浪記」が上演されていた最中に、腎機能が低下し即日入院を告げられても、病院から劇場へ通いつめてしのいだ、というエピソードを読むにつけ、舞台にかける役者魂に主役も脇役もないのだと感心した。
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