密告者 ジェローム・ロビンス
- ジェロームロビンスが死んだ ミュージカルと赤狩り/津野 海太郎
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津野海太郎の『ジェロームロビンスが死んだ ミュージカルと赤狩り』を読んだ。
「王様と私」、「ウエスト・サイド物語」等、数々のミュージカルの振付で有名なジェローム・ロビンスが、第二次世界大戦後のアメリカを揺るがした「赤狩り」騒動の中で、自ら率先して仲間の名前を売った「密告者」だったとは!
そして、「ユダヤ」、「共産党」、「ゲイ」といったキーワードで彼の周辺に現れてくる、レナード・バーンスタイン、アーサー・ローレンツ、ゼロ・モステル、アーサー・ミラー、ラリー・パークス、ジュディ・ホリデイ、ダニー・ケイ、ジーン・ケリー、エリア・カザンといった多彩な人物像! もちろん、ジョン・ガーフィールドもいる。
http://ameblo.jp/prisoner-number-six/entry-10012833997.html
考えてみれば、私は、そうした背景を知ることなくこれらの映画を観ていたわけだ。
http://ameblo.jp/prisoner-number-six/entry-10020207291.html
それにしても、この本の中に出てきたベッツィ・ブレアのことがなかなか思い出せず(あの「エクソシスト」のリンダ・ブレアじゃなくって……とか情けないことをつぶやいていたのだ)悔しい思いをした。
http://ameblo.jp/prisoner-number-six/entry-10056710833.html
彼女がジーン・ケリーの妻だったことも、そしてあの底抜けに明るい体育会系のジーン・ケリーが実に気骨ある人物だったことも遅ればせながらこの本で知った。
また、この映画を観直してみるか……。
http://ameblo.jp/prisoner-number-six/entry-10012865627.html