チャーチル、多世界解釈を弁護? | DVD放浪記

チャーチル、多世界解釈を弁護?

量子力学の解釈問題―実験が示唆する「多世界」の実在 (ブルーバックス 1600)/コリン・ブルース
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『量子力学の解釈問題』をパラパラ読み返していて、これを書き出すの忘れていた。「チャーチルが民主主義を弁護した方法は、多世界解釈を弁護するポイントにもなりうる」という説明に続く部分である。


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 有名な話だが、スターリンはヤルタ会談でチャーチルに、民主主義はこれほど欠陥があるのにどうして支持できるのかと尋ね、民主的に選ばれた政府によってなされた悲惨な決定のリストを見せた。チャーチルは最初は不意を衝かれた様子だったが、次のように言い返した。「民主主義を擁護するために私に言える唯一のことは、これまで考えられた他のシステムはすべて、もっとひどかったことです」。

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チャーチルのレトリックにこんなところで出会えるとは!