ブログ画像一覧を見る
このブログをフォローする
本日もスロースタートで、午前のスケジュールはまたもスキップ。
昼に文房具店で油性マジックと色紙を購入してから、近くの喫茶店でスポーツ新聞をチェック後に、指導要領改訂の内容を伝える朝日新聞に目を通す。
* * *
本日は「カサブランカ」談義に終始。もちろん、先生のことなので、当然、ウディ・アレンの「ボギー、俺も男だ!」などにも話は及ぶ。
後半は若い頃のお話で、意外な翻訳者との交遊関係もわかって興味深いものがあった。先生が持参された「映画之友」など貴重な資料を拝見する機会にも恵まれる。
先生が大きめの茶封筒から取り出した昭和21年6月号(第1巻3号)の「映画之友」は、すでに表紙も含め、ページはバラバラ。赤茶けたページの端からボロボロとパルプのくずが落ちていくという危険な状態の代物だった。なにしろ、一部4円(送料十銭)、定期購読料が半年で25円、1年50円という時代のものだから、それも当然か。
その表紙画はイングリッド・バーグマンで、「カサブランカ」の紹介記事とともに英文スクリプトと和訳が対訳形式で見開きページに掲載されていた。そのタイトルが「原文對譯台辞抜粋」(English text of dialogues with Japanese Translation)! 編集長だった淀川長治氏もいろいろ記事構成を工夫されていたわけだ。
誌面を飾る、イングリッド・ベルクマン、ハムフリー・ボガート、ラウレン・バコールという俳優たちの氏名の表記も時代を感じさせる。ちなみに、「白雪姫」の紹介記事もあって、例の小人たちの名前が爆笑ものなのだがそれは省略。
こうした雑誌・資料は国会図書館のような場所には完全な状態のものが残っているのか、とふと余計なことを考えてしまう。
お目にかかるのはたぶんこれが最後なので、色紙に先生のサインを頂戴する。これは家宝に! v(^^)
本当はDVDのラベル面にサインしてもらうことも考え、その準備もしていたのだが、最近のピクチャーディスクでは文字がうまく見えないとわかったので、土壇場で色紙に変更したもの。結果的にはこれでよかった。めでたしめでたし。