フォックス旧作の2枚組み化
- フォックスから、「ローリング60’&70’」、「カルト・コレクション」、「フィルム・ノワール」シリーズなどの新シリーズが登場するらしい。既発売ものも含めた旧作をそろえたタイトルを眺めていると、なんとなく年季が入った洋画ファンを狙ったもののように見受けられる。
- 私はこれらを勝手に「旧作3990円シリーズ」と名付けているのだが、この中にはすでに廉価版で何度もリリースされていたものもある。例えば、「影なき狙撃者」などはつい先ごろまで1000円で出ていたものだ。試行錯誤の結果、どうせ廉価版にしても売り上げが伸びないのなら、3990円でもよかろうということか。
- で、それらのラインアップの中に新たに2枚組みで再リリースされる旧作を数点見かけた。
- 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- ハスラー (2枚組特別編)
- 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 真夜中のカーボーイ (2枚組特別編)
「ハスラー」(1961年)も「真夜中のカーボーイ」(1969年)も名作中の名作であることは言うまでもない。私もすでにDVDを持っているのだが、これらの2枚目のディスクに収録される特典映像はかなり気になっている。
「ハスラー」の本編の音声解説にポール・ニューマンや製作関係者、映画評論家のコメントが収められているのはお約束だが、プールシーンについての解説まで付いているとは! 個人的には、パイパー・ローリーのコメントを期待しているのだが……。
- 「真夜中のカーボーイ」の特典映像には、ダスティン・ホフマン、ジョン・ボイトや映画関係者、さらにキーファー・サザーランド、フランシス・フォード・コッポラ、リチャード・ギアなどによるコメント集が収録されているらしい。この物語の映画化は当時としてはかなり冒険的な試みだったらしく、そのあたりの製作秘話も期待できそうだ。
- * * * *
- そして同様に気になるのが「地球の静止する日」(1951年)の2枚組み。知らない人も多いかもしれないが、これはSF映画の古典的として知られる作品で、ロバート・ワイズ監督が「スター・トレック」(1979年)や「アンドロメダ…」(1971)のはるか以前に手がけたSF映画でもある。
http://ameblo.jp/prisoner-number-six/entry-10012652537.html
20世紀フォックスホームエンターテイメントジャパン
地球が静止する日 (2枚組特別編)
特典ディスクの内容は、既発売の単品に収録済みのものと一部重複があるようだが、やはりメイキング画像や台本(これがもし撮影用台本全体であれば)は見てみたいものだ。
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
地球の静止する日
大雑把に言ってこの作品は、初回(2004年)4179円 → ”2枚で1980円” → スタ・クラ4179円 → スタ・クラ2990円 という変遷を辿ってきたように記憶するのだが、実は、スタ・クラには、「クレオパトラ」(1963年)、「偉大な生涯の物語」(1965年)、「空軍大戦略」(1969年)「遠すぎた橋」(1977年)、など2枚組みの作品が収録されているのだ。とすれば、今回の2枚組みも最終的には「スタ・クラ」に組み入れられるのでは? ここはひとつ気長に待つとしよう。(^^)
と、自らに言い聞かせることに成功してからふと目をやった先にあったのがこれ。
- 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- ロボコップ <新生アルティメット・エディション>
うーむ。しばらくDVDカタログの類は見ないことにしよう。 (ーー)