本日の収穫
某所にてコメディ映画についての講義を拝聴。
講師の佐藤一公先生は、私が若い頃に見たテレビ・映画の字幕翻訳、吹き替え翻訳の大半を手がけられていた方。今日は、ご自身が手がけた「ピンク・パンサー3」の字幕翻訳から始まって、メル・ブルックスのパロディ映画の金字塔「ヤング・フランケンシュタイン」、そしてマルクス兄弟の「オペラは踊る」、「マルクス兄弟の二挺拳銃」にまで話が及んだ。確かに、パロディやオマージュを正しく理解するにはその元ネタがわかってなければ話にならない。
だから、ジーン・ワイルダーとジル・クレイバーグ(彼女は今どうしているやら)が共演した「大陸横断超特急」の話などはウンウンとうなずいてしまった。この映画早くDVD化してほしいものだ。ビデオは松竹、ビクターから販売されていたので、DVDで出るとすれば角川からだろうか。いずれにしても、ぜひ私が生きているうちにお願いしたい。
それにしても、先生の口から、私のお気に入りのパトリック・マッグーハンやテリー・ガー(彼女がよくゲスト出演していた「警部マクロード」の吹き替え翻訳も佐藤先生が担当されていたのだ)の名前が出てくるだけで嬉しくなってしまう単純な私。
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- ワーナー・ホーム・ビデオ
- マルクス兄弟オペラは踊る 特別版
- ワーナー・ホーム・ビデオ
- マルクスの二挺拳銃 特別版/マルクス兄弟デパート騒動 特別版
そういえば、私が大学時代の頃には、小林信彦の本やフランソワ・トリュフォーの『映画術』などが読まれていたのを今さらながら思い出す。メル・ブルックスの「新・サイコ」が公開されるともなれば、「どこで笑ったらいいか教えてやろうか」などと意地の悪いことを言う先輩もいたものだ。当時は、そうした書籍や映画談義などを通してタイトルのみ聞き覚えただけの映画観たさにいろいろ苦労したものである。すでにそうした書籍は絶版になってしまったが、今なら1000円内外で当の映画自体を入手することができてしまう。結構な世の中になったものだとつくづく思う。
フランソワ トリュフォー, 山田 宏一, 蓮實 重彦
- ポール・ジンマーマン, 中原 弓彦, 永井 淳
- マルクス兄弟(ブラザーズ)のおかしな世界
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次に、毎週の恒例行事で新宿の量販店を覗くと、またまた嬉しいことに、KEEPの新タイトルがどっと入荷していた。これについては項を改めて紹介したいが、「街角 桃色の店」をずーっと探していた人は今すぐ店頭に直行すべし! ただし、ヨドバシカメラ東口店のDVDコーナーにあったKEEPの新タイトルは根こそぎなくなってるはずなので、補充されていることを確認のうえで来店されたい。
別の店では、ゼフィレッリ監督の「ロミオとジュリエット」(これは買い直し)、「ブラザー・サン シスター・ムーン」、そしてついに「チーム★アメリカ」を購入。
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チャングムを観終わり、これから「街角 桃色の店」を観るところ。本日も実にハッピーな1日でありました。
