ビクターの「マスターピース」 | DVD放浪記

ビクターの「マスターピース」

部屋の整理は遅々として進まないが、面白いものが次々に見つかって、ますます整理はそっちのけになってしまっている。


最近発掘したのは、日本ビクターのDVDシリーズ19本である。


私がDVDを集め始めた当時は、それまで3000円から4000円台が相場だったDVDの価格が、2500円を中心とした「廉価版」へとシフトしつつある時期にあたっていた。価格破壊についてはワーナーが「ハリウッド・プライス」のネーミングですでに先行しており、メジャー各社がそれに引きずられる形になっていた印象があるが、日本ビクターによる廉価版の発売は、その影響のひろがりの一例を示す出来事だったといえる。内容は以下のとおりで、新作がないのがいかにも弱いが、旧作ファンにとってはなかなかありがたいラインアップだった。


1:レベッカ

2:白い恐怖

3:汚名

4:パラダイン夫人の恋


ビクターエンタテインメント
パラダイン夫人の恋

5:わらの犬

6:ジュニア・ボナー

7:ひとりぼっちの青春


ビクターエンタテインメント
ひとりぼっちの青春

8:キャバレー
9:女と男の名誉
10:ジェニーの肖像

ビクターエンタテインメント
ジェニーの肖像
11:フラミンゴ・キッド
12:トム・ソーヤの冒険
13:白昼の決闘
14:スペース・キャンプ
15:太平洋の地獄
16:アルジャーノンに花束を
17:泥棒野郎
18:燃える戦場
19:シルクウッド

全体で20本なのだが、1本買いそびれてしまって今に至っている。実は、このシリーズの一部が別の会社に移行した際に再発されていたのだが、買う機会を逸してしまったのだ。入手不可能ではないので、そのうち手当てしようとは思っている。
このシリーズ中、私にとってのお宝は、「ジェニーの肖像」、「ひとりぼっちの青春」、「パラダイン夫人の恋」ということになるだろうか。長くなるので、この日本ビクターの「マスターピース」シリーズについては機会を見て、数回に分けて書いてみたい。