500円DVDのその後
地元のCD/DVD屋さんで500円DVDを取り扱い始めた話を前に書いた。
そのお店では、店頭のワゴンでこれを販売しているのだが、商品の「日焼け止め」をかねてのことだろうが、ワゴンへの日差しをさえぎるようにすだれがかけられ、そこに「500円DVD」の文字が貼り付けられていた。お店のマスターに尋ねてみると、値段を明示してから買うお客さんが増えているとのこと。なるほど。
一方最近リリースされた、スタジオ・クラシック・シリーズの新しいタイトルは2990円。量販店では、2680円で売られていて、「2枚買うともう1枚もらえる」キャンペーンになっているので、3枚で5360円、1枚で1787円相当になる。実は、このシリーズは、量販店では、単品でも1780円で販売される時期があるし、フォックス自体が「2枚で3580円」のキャンペーンを行っていたこともあるので、格別目を引くキャンペーンではないが、当初の単品価格が、4179円から2990円に下がったことは、私などには嬉しい話だ。
このところ、ワン・コインDVDのリリースタイトルが細ってきていて、そろそろネタ切れ間近という観測もあるらしい。フォックスは、スタジオ・クラシック・シリーズのパッケージ上に、「オリジナルマスターフィルム使用 20世紀フォックス正規品」と刷り込んだシールを貼り付けて、ワン・コインDVDとは一線を画す形で販売している。画質や字幕がいまいちのワン・コインDVDに対して、より幅広いタイトルのクラシック映画が、1800円程度で提供されるなら、前者は入門編、後者は初・中・上級編といったかたちで平和共存が可能なような気がするのだが、それは消費者サイド寄りのあまりにも身勝手な話だろうか?