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映画館やテレビで観たことのない映画のDVDを買うのは一種の賭けといえるだろう。コメディとなると、そのギャンブル度はいやがうえにも増す。とてつもなくしょーもない作品に当たることもまれではなく、これまでに何度も痛い目にあってきているのだが、そのつど、「いや、この英語表現がまだ使われていることが確認できたから、まあよしとしよう」などと無理やり自分に言い聞かせてお茶を濁しているのだ。
とはいえ、多少の指標もなくはない。口コミはやはり重要な情報源だし、アメリカで数種類出ているビデオ・DVDガイドの類の評点を参考にする手もある。だが、もっと安直な方法がある。とりあえず、下ネタ系だろうが、脱力系だろうが、「興収1億ドル突破」したものはとりあえず観ておいて損はないというのが私の経験則である(もちろん、はずれもないわけではないのだが)。
さて、その「経験則」による最近の収穫が、「ドッジボール」(2004年)である。「全米(予想外の?!)大ヒットで興収1億ドル突破!! 5週連続トップ10入り!! 」を果たしたというこの映画、物語はいたって単純だ。経営破綻寸前の古びたスポーツジムの存続のためにダメ男たちが立ち上がったものの、先立つものは金。期日までにまとまった資金を調達しなければ、施設はライバルのジムのオーナーの手に渡って駐車場にされてしまう。そんな時目にとまったのがドッジボールの全国トーナメント。懸賞金獲得を夢見て彼らはひたすら優勝を目指す……というスポ根コメディである。
どう考えてもマイナーなドッジボールを、アメフトやバスケ並みの大真面目なスポーツに仕立て上げたところがミソで、おばかなネタをマジに演じきるベン・スティラーがやはり面白いし、それを受けるヴィンス・ヴォーンもなかなかのもの。物語も勧善懲悪ハッピーエンドのおきまりの公式に沿ってはいるけれど、私にはまずまず楽しめる作品だった。
ところがである。このDVDに収録された特典映像を見てたまげてしまった。
(以下続く)
http://ameblo.jp/prisoner-number-six/entry-10013113475.html
………………………………………………………………………………… ドッジボール
Dodgeball: A True Underdog Story
2004年 カラー 93分
………………………………………………………………………………… ◆スタッフ 監督:ローソン・マーシャル・サーバー 製作:スチュアート・コーンフェルド/ベン・スティラー
製作総指揮:メアリー・マクラグレン/ローズ・レイダー 脚本:ローソン・マーシャル・サーバー 撮影:ジャージー・ジーリンスキー
音楽:セオドア・シャピロ
◆キャスト ピーター・ラ・フルール:ヴィンス・ボーン ホワイト・グッドマン:ベン・スティラー
ケイト:クリスティーン・テイラー ジャスティン:ジャスティン・ロング(*) ランス・アームストロング:ランス・アームストロング
チャック・ノリス:チャック・ノリス
ドッジボール協会会長:ウィリアム・シャトナー ………………………………………………………………………………… * ジャスティン・ロングが気に入った人は、ぜひ「ギャラクシー・クエスト」(1999年)を観よう!